日時:2013年6月15日(日) 5時スタート(制限時間15時間)
距離:81.4km
記録:11時間45分47秒(男子総合118位)
天候:晴れ
今年が第一回となる80kmのミドルディスタンス(?)のレース、スパトレイル。
私は未知の状態で走れて記念にもなる第一回大会が好きでして、四万温泉でスタートして草津温泉でゴールするというコースも楽しそうだなと、この大会にエントリーした次第です。
この大会は鏑木毅プロデュースということですが、エントリー開始日はちょうどチーム100マイルの鏑木さん練習会があったので、チームメンバーもたくさんエントリーしていました。
負けられないとかの思いは特にありませんが、仲間が多いと気分も盛り上がります。
さて、エントリーする時点では、温泉の間をつなぐ80kmという以外に何も情報を見ておらず、最近になって制限時間や高低図を詳しく見て情報を集め始めたのですが・・・どうやら走れるコースが大半ということらしい・・・私はおんたけウルトラのような走れるユルいアップダウンが続くレースは特に苦手でして、このスパトレイルも苦しみそうなのが分かってきました・・・。
前日のブリーフィングだと、81.4kmで累積標高差4,905m。
走れるわりにはかなり累積標高差が大きいので、どんなコースかと思いましたが、レースで実際に走ってGPSで測定した結果は3,523mでした。
体感的にもそれほど標高差はなかったように思いますので、GPSの数値の方が正しいのではないかと思います。
こちら、マップと高低図です。
主催者サイトのPDFへリンクします。
今回はデジカメも忘れず持ってきましたが、林道が多くてコースの変化が少ないので、レース中に撮ったのは少なめ。
ではスタートからの今大会のレポートを。
スタートは5時、私が泊まった宿はスタート地点のすぐ横の「地酒の宿・中村屋」。
たまたまですが、メチャ近くてよかったです。
ワールドカップのウルグアイvsコスタリカの最初のPKまで見てからスタート地点へ向かう余裕がありました。
最初は四万温泉のロードの上りがしばらく続き、林道へ。
この林道の最初のゾーンはヤマビルが多いそうで、ヒル対策として主催者が用意されていた高濃度塩水をスタート前に足にかけておいたこともあってか、特に問題なし。
第1エイドまではほぼ林道で、最後だけ少しロード。
この大会はなんと1キロごとに距離表示があるという、トレイルレースでは考えられない、いたせりつくせりのサポートです。
ボードに鏑木さんや松本大さんのメッセージが書いてあるのも楽しかった。
そして第1エイド(11.3km)へ。
トイレで大をして、エイドで食べたり、知り合いと話したりで10分ぐらいかかりましたが・・・まぁ、先は長いのでいいでしょう。
第1エイドの後はゆるやかなアップダウンの林道、ときおりロードに出たり、林道に戻ったり・・・やはり走り続けます。
そして第2エイド(29.4km)へ。
先ほどのエイドに続き、もう一度トイレの大へ。
前の男性が出て来たトイレに入ったのですが、そこが女性用だったようで、出て来たら怒られましたorz
エイドのフードですが、バナナとオレンジが基本で、ほかに地元のフードなどがあります。
下の写真の人形焼きのような茶色いものは「かりんとう」です。
普通のかりんとうと全く違ってやわらないのですが、いいおやつでした。
またまた10分ほどエイドで過ごし、早くもグダグダな感じになりつつ、先へ進まねばなりません。
そして第2エイドの後は野反湖への長い登りが待っています。
この登りは走れない勾配のところが多く、ここと最後の第5エイドの登りだけが走れないゾーンです。
このあたりですが、登山道が見えなかったところで草を刈ったそうなのですが、短く堅い茎が地面から出ているので、走りにくいし、足首に刺さったりすると痛い。特にワラーチを履いている方は本当に痛そうでした。
大会に向けてこのあたりを整備するのは本当に大変だったでしょうし、ありがたく思いますが、普段人が入っていないところをコースにするのは難しもんだと改めて感じましたね。
長い登りを終えると、野反湖へ到着。
写真で見たままの素晴らしい景色、晴天で本当に気持ちいい。
気分よく遊歩道をグルッと周回と思いきや・・・
・・・途中から結構階段がありました。
エイドの手前から撮った写真です。湖面に映る空がきれいでした。
そして第3エイド(42.7km)へ。
ここでもしばし休憩。
応援に来ていたあやっちと話しましたが、まだ半分ぐらいだというのにもうヘロヘロで空元気も出ません。
舞茸うどん、バナナ、オレンジで栄養補給。
第3エイドの後はしばらく野反湖の遊歩道を進みます。
1周した後はまた上って、このコースの最高点、弁天山へ。
ここは開けたところもあり、スカイトレイルないい感じ。
なぜかDNSなのにここまで応援にきている、ちえぞーさんにコーラをいただきました。
この後はずっと下りですが、疲れてきているので、松本大さんが言うようにカッ飛ぶことはできず。
下っていった最後は沢があり、ここで突然、泥んこゾーンへ。
シューズがずっぽり泥まみれでアチャーという感じです。
そして第4エイド(62.8km)へ。
ここでは足湯がありましたが、それはさすがに入らず。
舞茸汁をいただいて、パワーを入れ直すためにバナナをたくさん食べて、しばし休憩して次へ進みます。
第4エイドの後は急な下りを下りたあと、トレイルをしばらく上り、フラットな草原の気持ちよいコースからロードへ。
そして最後の第5エイド(71.6km)へ。
第5エイドの後は草原を少し走り、チャツボミゴケ公園へ。
観光コースにもなっているようで、お客さんに応援されながら進みます。
途中からはシングルトラックになり、追い越し禁止ゾーン。
この手前から一緒で話していた女性ですが、登りがえらく速い。
同じように歩いているつもりでもどんどん置いていかれる始末で、何がこんなに違うのだろうか。
ここは走行禁止ゾーンです。
川を渡るところがあり、ここではスタッフの方がどこに足をおけばいいかまで教えてもらえて、ありがたい。
親切すぎる気がするほどです。
そして最後は3キロほどのトレイルや木段の下りがあって、林道をさらに下って・・・
ようやくゴール(81.4km)へ。
松本大さんから感想を聞かれ、ずっと走れるコースはキツいと答えたら、来年は激坂にしましょうと言われました。
そういうことでなく(^^;
すでにゴールしているラン仲間が涼しげな顔をしていましたが、私は本当にツラかった。
地元密着でとてもいい大会でしたが、こういうコース設定は本当に苦手なので・・・。
さて、レース後は草津温泉にのんびり入ってから帰りたいところですが、ゴール地点から温泉までが遠く、温泉に入っていると帰りのバスが遅くなりそうなので、そのまま温泉にも入らず帰路のバスへ。
遅い時間のバスになると東京駅への到着が遅くなって家まで帰れなくなりそうというのは問題ですね。
後泊できれば全く問題なく、2つの温泉を存分に楽しめることになるのですが。
私の次のレースは6月29日のNASUロング。
スパトレイルとは大きく異なり、長い登りと下りを繰り返す山岳レースっぽい。
OSJの主催ではないものの、OSJがアドバイザーということなので、かなりキツい設定になっていそうで、これはこれで厳しそうです。
レース概要:
今年が第一回大会となる、四万温泉から草津温泉までを結ぶ約80K、林道など走れるコースが大半の高速トレイルランニングレース。
参加賞:
大会のロゴがラベルになっているワイン、その日の夜にワールドカップ見ながら飲んでしまいました。
てぬぐい、四万温泉から草津温泉までのコースをビジュアルにしていて、なかなか気に入りました。
装備・ウェア:
・シューズ:アシックス ゲルフジ・レーサー
・バックパック:UltrAspire KINETIC
・ウェア:半袖ランニングシャツ(京都サンガのTシャツ)、アームガード、ランニング用パンツ、CWXロングタイツ
前日受付、ブリーフィング&前夜祭:
前日受付では、装備チェックがあります。
事前の案内で装備チェックすると書かれていたものをテーブルの上に並べていくというやり方で、きっちりチェックしていました。
今回はすべて用意していってよかったです。
ちなみに、持って来ていないものがある場合は、会場で変えるので大丈夫です。
前夜祭のフードは軽食でお酒もなしで、あっさり。
前夜祭前には小学生のブラスバンドとダンスがありましたが、ダンスがフォーメーションなどしっかりしているのが驚きでした。
振り付けは先生がやっているのだろうか。おそらくダンス大会などにも出ているのではないかと思いますが、こんな地方で見られるようなレベルではないように思いました。
ブリーフィングは鏑木さんと松本大さんがコース紹介をしていましたが、突っ込みすぎないように後半のことを考えてという鏑木さんと、かっとんでくださいという松本大さんが好対照でした。
宿泊:
地酒の宿・中村屋
相部屋でしたが、2人だけだったのでゆったりでした。
1階が酒屋になっていて、店頭価格でお酒を買って夕食で飲めるのもグッド。
宿の名前が入った地酒を飲みました。
露天風呂ではインターフォンでお酒を注文でき、カゴに入ったお酒がするする降りてくるのが面白かった。
四万温泉の地ビールをいただきました。
サイト:
スパトレイル〔四万to草津〕(主催者)
最近のコメント