日時:2012年6月24日(日) 8時スタート(制限時間5時間)
距離:30km
記録:2時間51分52秒(158位)
天候:晴れ
日曜に走った乗鞍天空マラソンのレポートです。
この大会の特徴は、乗鞍エコーラインという自動車道を標高2700mまで上り、そこから折り返して下って来るという無茶なコース設計。なんと標高差は1200mもあります。
パンフレットの地図は以下のようになっています。
上の図の高低図だと、途中の勾配の変化が大きいのですが、ガーミンで走った高低図だと以下のような感じ。終盤の方が傾斜がキツめになっているとはいえ、パンフレットの高低図ほどの大きな変化はありません。
ただ、体感的にはパンフレットの高低図のように後半にキツさが増す感じではあります。疲労も含めて、ですが。
ついでにペースの変化を載せておくと、序盤はキロ6分を切る程度のペースで、折り返し地点までの3キロぐらいは7分半ぐらいにまで落ちています。
とはいえ、最後まで歩かずに走れる程度の傾斜なので、恐れていたほどではありませんでした。
下りはだいたい4分半ぐらいのペースです。
心拍は以下のような感じ。だいたいレースを通して160前後でした。
ちなみに18キロのあたりで心拍が落ちているのは、折り返し地点付近で止まって写真を撮ったりして休んでいたためですw
では、写真とともにコース紹介を。
スタート地点は乗鞍観光センター前、ずっと高く遠くに見える山に向かって走って上っていくということで、あんなところまで走れるんかいな・・・と不安になります。
スタートしてから最初は傾斜も少なめで、ごく軽い上り。
ただ、フラットなコースを走るよりは心拍数も上がってキツく感じました。
こちらは三本滝の第2エイド。
7キロ地点の手前で、ここが下ってきてからのゴールになります。
しばらく走って三本滝の方を見降ろすと、こんな感じ。
スキー場を蛇行しながら上っていることになるので、上から見るとやはり急です。
途中でハイタッチをして元気づけてくれるスタッフの皆さん。
まだまだずっと上りまして、14キロ地点ぐらいがこの位ヶ原山荘のエイド。
体感的には、ここからグッと傾斜がキツくなる感じがありました。
先ほどのエイドを過ぎたあたりで、折り返してきた先頭のランナーと早くもすれ違い。
ずっと坂なのに、なんと速いのか。
そしてさらに上って、見えてくるのがこの雪壁。
私はこれが見たかったので、待ってましたという感じ。
ただ、ずっと雪壁が続くのではなく、折り返し地点の1.5キロぐらい手前から途切れ途切れにあるという状態でした。
(どうでもいいことですが、下の写真は濡れた地面にランナーが映っているのがいい感じになりそうだったのですが、微妙にシャッターが切れるのが遅くなって残念です・・・orz)
折り返し地点の近くの雪壁のところ。
このあたりが雪壁が一番高く、ここまで来て良かったと気持ちも高まります。
今シーズンは冬も寒かったので、雪壁がいつもより1~2mほど高くなっているそうです。
(ちなみに、下の写真は折り返してから撮ったものです。上りのときは前後に人が少なくて写真に人がほとんど入っていなかったので。)
そして折り返し地点へ到着。
まだ2時間もたっていなかったので、意外に早く着いたな、という感じ。
この折り返し地点にはバス停があるのですが、観光センターからのバスが1日3便、ここまで来ています。
この日は大会があるので運休でしたが。
エイドにはバナナ、おにぎりとあわせて、野沢菜漬けや山菜の煮たものがありました。
せっかくだからともらったところ、プラスチックコップに入れられて、つまようじを渡されたので、食べにくくて困りました。
折り返し地点の近くから遠くに見える景色。
天気もよくて最高です。
あとは上って来るランナーとエールを交換しながら下っていきます。
結構、みんな歩いていましたが・・・まぁ、最後の方の上りは歩いても完走は大丈夫です。
というわけで、上ってきた道を11~12キロぐらい下ってゴール。
ちょっと右ひざに違和感が出たので無理はしませんでしたが、気持ちよく下ってこれました。
全体の感想としては、確かにずっと上るのはキツくはあるのですが、最後まで走れる程度の坂ではあったので、意外に早く終わった感じでした。
フルマラソンと同じぐらい疲れるかと思いましたがそんなことはなく、疲れてくる後半は下りなので、気持ちよく走ってゴールできると思います。
希望としては、折り返し地点までではなく、もっと上まで上りたいな・・・と。
頂上よりかなり手前で折り返してしまうのが残念だったので。
参加賞:Tシャツ
今回の第7回の「7」の中にスタート地点の標高1500m、折り返し地点2700m、ゴール地点1800mが書かれています。
知らない人には分かないものですが、走った記念としては素晴らしいデザインですね。
装備・ウェア:
・シューズ:ミズノ WAVE AERO
・ウェア:半袖トレーニングトップ(バルサ)、ランニング用パンツ
レース概要:
日本最高地点に伸びる乗鞍エコーラインを駆け上がり、そして下ります。
スタート付近は新緑と可憐な高山植物が咲き乱れ、折り返し地点の大雪渓付近は残雪が残るという乗鞍の大自然の懐の深さをしっかり実感してください。
サイト:
第7回 乗鞍天空マラソン(主催者)
コメントする