日時:2012年6月3日(日) 5時30分スタート(制限時間14時間)
距離:57.4km
記録:11時間23分33秒(154位)※完走者数:310人
天候:曇り一時小雨
もう1週間たってしまいましたが、先週走ったOSJ奥久慈トレイル50Kのレポートです。
早朝のスタートというとこで前泊しましたが、泊まったのはスタート地点から10分もかからないところにある滝美館という旅館。
今回は相部屋などではなく、一人で泊まっていたので寝坊しないようにしないとなと思っていたのですが・・・目が覚めたら5時。なんとスタートの30分前でした。
ウェアを着たり、ハイドレーションに水を入れたり、ジェルなどを用意したり、大慌てで準備して荷造りし、チェックアウト。
朝食としてオニギリと唐揚げなどのお弁当が用意されていたのですが、会場へ向かいながらオニギリだけ食べて、スタートの3分前に到着。
なんとか間に合って、列の最後尾からスタートしました。
あやうく前泊までして寝坊というオチで終わるところだった。
ちなみに、鏑木毅さんも参加されることになったとのことで、結局、1位だったようです(オープン参加だったので順位なしとのことですが)。
下の写真で最前列の向かって左端にいるのが鏑木さんです。
ということで、辛うじて無事にスタートできました。
では、コースを写真とともに追っていきましょう。
昨年までは竜神大吊橋をスタートして袋田の滝の近くをゴールとするコースでしたが、今年はスタートとゴールが逆になっています。
これによって、厳しいトレイルが前半になり、後半にロードや林道という構成になって、コース自体はかなり楽になりました。
●スタート~第一関門
スタートして最初に向かうのは、なんと袋田の滝。
お土産物屋街を通って、滝へ向かうトンネルを通り、滝の観瀑台がコースに組み込まれています。
滝へ向かうトンネルです。こちらへ向かってくる鏑木さんとすれ違いました。
滝とランナーを入れて写真を撮るつもりでしたが・・・いいポジションが取れず、うまく行かず。
しかし、まだ営業していない早朝とはいえ、ここをコースにできるというところが凄いですね。
スタートから2キロほど走ると、トレイルに入ります。
月居山の登りと下り、標高差も高くはないので、たいしたことはなさそうですが、基本的にこのコースはこの後ずっと急な登りと下りを繰り返すのがキツく、かなりこたえます。つづら折りのようなコースはほとんどありませんし。
このコースの前半で苦戦のするのが下りの地面です。
急で走りにくい上に、路面が岩なので、かなりスリッピー。手を突くと下が堅く、怪我をする人も多いらしい。
登ったり、下ったり、たまに走れるところがあったりという感じでコースが続きます。
前半の早い段階から、かなりバラけています。
下の写真は白木山に向かうところ。
前日の説明会では草の中を進むので短パンだと痒いとのことでしたが、私が行く頃はランナーが踏み固めて道になっていました。
白木山へは直登の急こう配ですが、しっかりしたロープが張ってあるのでそれを掴んで登ります。
できるだけ脚はセーブしておきたいので、手を使えるところは積極的に手を使いたいところですね。
白木山を降りてくると、第一関門へ到着。
ここは反対車線を白木山へ向かうランナーが走るので、唯一のスレ違いポイントになっています。
●第1関門~第2関門
この区間がこの奥久慈トレイルの最大の難所です。
男体山に登り、その後は登ったり下ったりの繰り返し、第1関門までの登り下り以上にキツいコースが続きます。
ただ、昨年に走ったときは、ここを通るのはもう後半だったのでかなり脚にきている状態でしたが、今年はまだ前半だったので、昨年ほど苦しくはなかったように思います。
湯沢峡のエイドステーションで一休み。
エイドの後は沢に入り、アドベンチャー度が増します。
このあたりはワリと楽しいゾーンでもあります。
ちなみに、下の写真を撮る間に20人ぐらいのランナーに抜かれました。
この奥久慈トレイルではレース中に175枚も写真を撮っていまして、1枚あたり10秒かかったとすれば30分近くロスしていることになりますか・・・。
この後もキツい登りや下りがありますが、走れるコースも一部あります。
まぁ、あまり走る元気もなくなっているのですが。
目指す第2関門はゴール地点でもある竜神大吊橋で、その手前は3キロほどのロードがあり、そこから長い階段の登り。
ここで小雨がパラついてやや気温も低くなりましたが、むしろ走りやすくなったぐらいで、ちょうどよかったです。
山の中では結構降った場所もあったようですが。
竜神大吊橋への階段がなかなかツラい。
そしてようやく第2関門に到着。距離的にはまだ半分きただけ。
ゴールの横を抜けて行くので、ここでもう止めたくなるような気持ちになってしまいます。
●第2関門~第3関門
第2関門を抜けて短いトレイルをすぎ、ロードに入ると大きな私設エイドがありました。
ラン仲間のかよさんがいたので、水をかぶり、またまた一休み。
地元で、毎年エイドを出されているとのことでした。長丁場の大会はこういうエイドがあると助かります。
ロードの上りで歩いていると、大きなリュックを背負ったランナーに軽く抜かれました。
えらく歩くのが速いのですが、聞いてみると、大股で歩く練習を普段からしているそうです。
その後、またしばらくトレイルに。
ここは沢沿いに進むようなコースとなっていて、トレイルコースという感じではないので、テープを目印に進む感じです。
このあたりも結構楽しいアドベンチャーゾーンです。
矢印とテープの目印があり、これは川の向こう側へ渡れということですよね、ってなことを話したりしながら進みます。
沢を抜けると、後はロードの始まり。
このあたりは住宅もあるので、私設エイドが結構出ていました。
ありがたく、すべてのエイドに立ち寄らせていただきました(休みたいだけという話もありますが・・・)
冷たい麦茶がおいしかった。
東金砂山神社のエイドに到着。
ここが35kmちょっとの地点とのことで、あと22kmほどになります。
この後は長々と林道を走り、ロードを走り・・・
そして、第3関門に到着。
林道やロードばかりで走れるので速くは進みますが、トレイルがないので飽きます。
●第3関門~ゴール
第3関門の後は山の上までの短いトレイルを上った後は、またまたロードに。
上りは歩いて、平地や下りは走ってという感じで進みます。
最後のエイドである予備関門に到着。
残り4.3kmと言われましたが、おそらく竜神大吊橋の階段の上り口のところまでの距離だと思います。
予備関門を過ぎると、1.3kmの下りトレイルへ。途中で第2関門へ向かっていたコースに合流します。
ここのトレイルがグチャグチャで、最後の最後にえらくシューズが泥まみれになりました。
そしてロードを3km走り、またまた長い階段を上がって、本日2回目の竜神大吊橋を渡ってゴールへ。
この竜神大吊橋を渡ってゴールというのはスタート近くの袋田の滝と同様に素晴らしいのですが、2回目なので感動も今一つ。できれば通るのは最後だけにしてもらいたいところです。
改めて思うのは、今年のコースは前半と後半の落差がありすぎるな、と。
比較的元気な前半のうちに厳しいトレイルを通って、後半に脚が疲れているところでロード&林道という形なので、いっぱいいっぱいな状況でもなんとか完走できるようなコースにはなっているのですが、あまりにも後半が面白くなさすぎます。これなら後半の途中のどこかからショートカットしてゴールに向かった方がいい。
昨年は48kmの短縮コースでしたが、その方がトレイルとロードが交互に来るなどバランスは取れていたように思うので、来年はまたコースを変えてもらいたいです。
参加賞:Tシャツ
去年のTシャツの方がレースごとにデザインが違ってよかったのですが、今年のOSJはイマイチな感じ。
装備・ウェア:
・シューズ:Inov-8 Roclite 315 Shoes AW11
・バックパック:CAMELBAK オクテインLR
・ウェア:半袖トレーニングトップ(バルサ)、ランニング用パンツ、カーフタイツ
レース概要:
茨城県北部、奥久慈の豊かな自然を舞台に開催するOSJトレイルランニングレースシリーズ第4戦「OSJ奥久慈トレイル50K」。2012年はスタートとフィニッシュを逆に変更し開催です。日本三大瀑布の「袋田の滝」で有名な大子町の「袋田温泉」をスタートし、常陸太田市の「竜神大吊橋」にフィニッシュするコースは、変化に富んだチャレンジングなレイアウト。
サイト:
OSJ奥久慈トレイル50K(主催者)
コメントする