Garmin 310XTとRunKeeperを比較@湘南国際マラソン

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なぜかトレイルのシーズンが終わってから買ったGarmin Forerunner 310XTと、買い換えたばかりのiPhone4SのアプリRunKeeper、先日の湘南国際マラソンではこの両方を使って走ってみました。

まず、それぞれの特徴を書いておきます。

Garmin Forerunner 310XT
20111115_garmin310xt.jpg

Garminのランナー向けラインナップは数種類出ていますが、このデカ目のものはトライアスリートやウルトラなど長時間の大会向きの機種です。
Forerunnerシリーズの通常の時計は8時間しかもちませんが、この310XTは20時間もちますので、ウルトラマラソンやハセツネCUPなどでも大丈夫。UTMFはさすがに無理そうですが、よほどの大会でない限り十分です。
サイズは結構大きいのですが重量は72gで、最新のForerunner610と同じ重さです。軽量のForerunner110は52gですが、それでも差は20gですから大きな差ではありません。ただ、310XTはデカイのでちょっと邪魔な感じはあります。
設定としては1kmごとに自動ラップを取るようにしていましたので、ラップボタンを押さなくてもラップが表示されて記録されますし、そのタイミングでバイブがブルッとくるので見落とすこともなく、ラップが重要なロードの大会ではとても便利です。

iPhoneアプリ - RunKeeper
20111115_runkeeper_cap.jpg

こちらはiPhoneの定番ランニングアプリです。
機能的には豊富で、設定した距離や時間ごとに、設定したタイムをアナウンスしてくれるのが特徴ですが、ターゲットペースやインターバルトレーニングの設定までできます。アナウンスは英語ですが、数字なので分からないこともまずないでしょう。
私はGarmin同様で、1kmごとに距離・タイム・平均ペース・現在のペースをアナウンスするように設定して走りました。画面を見なくてもタイムやペースが分かるので、ポケットなどに突っ込んでおいても大丈夫です。
音楽はiPhoneのプレイリストを選択できます。私はランの大会用に作ったテンポのいい曲のプレイリストを聞きながら走り、1kmごとにアナウンスでペースを聞く、そんな風に使っています。


では、実際に湘南国際マラソンで走っているときの比較です。

ランニングデータをアップロードしたWebサイトの表示は以下のようになっています。
いずれも、マップ、ラップ、ペース(スピード)推移、エレベーションがあり、走った記録として残すにはいいですね。マップは地図表示のほか、衛星写真の表示とすることもできます。
グラフにするとペースが落ちて行っているのがよく分かりますw
ちなみに、グラフのところにマウスをもっていくと、その地点でのペースや距離が数値で表示されます。

Garmin
20111115_garmin_web_01.jpg


RunKeeper

20111115_runkeeper_web_01.jpg


距離の比較
Bブロックの後ろ目からのスタートで、スタートラインまで1分37秒かかっていますので、大会の距離表示よりは手前で1kmごとの合図やアナウンスが流れることになるのは当然なのですが、そのズレかたに大きな差がありました。
Garminは徐々にズレ幅が大きくなってはいったものの、ゴール地点での距離は42.57kmで実際の距離との差は370m程度。しかしRunKeeperはどんどん差が大きくなり、ゴール地点での距離は43.30kmで差はなんと1km以上。1kmごとの距離表示板まるまるひとつ分、手前でアナウンスされるのですから、タイムを狙うシチュエーションではまるでアテになりません。
今年の1月の湘南国際マラソンのときはNIKE+GPSのアプリを使いましたが、このときも同様にズレがどんどん大きくなっていきましたので、iPhoneのGPS精度によるものなのでしょう。40km走ったら1kmぐらいズレる、そう認識して使った方がよさそうです。

軌跡の比較
GarminもRunKeeperもデータをWebにアップロードして、GoogleMAPなどの地図で走った軌跡を確認することができます。

下はゴール付近の軌跡です。
どちらもコースからハズれていますが、Garminの方が滑らかに描かれていますね。これはGPS精度の問題だけでなく、Garminは滑らかにするような処理が入っているのだと思います。この線の比較だけでもGarminの方が正確らしいと分かります。

Garmin
20111115_garmin_web_02.jpg

RunKeeper
20111115_runkeeper_web_02.jpg

下は折り返し地点です。
こちらもGarminの方が滑らかですが、RunKeeperも悪くはありません。
全体的にはどちらもコースに沿ってラインは引かれていますし、今回のコースではRunKeeperでも実用性は十分かと思います。

Garmin
20111115_garmin_web_03.jpg

RunKeeper
20111115_runkeeper_web_03.jpg


ラップタイム
RunKeeperの方が手前でラップされますので、当然ながらRunKeeperの方がラップタイムは速くなります。
ただ、ずっとそうなっているワケではなく、同程度のタイムもあれば、数秒から10秒程度違っているところがあるというようなバラけ方。GPSが特に不正確で軌跡がヨタっている場所などで大きくズレ、その積み重ねで最終的な差となっているようです。

左がGarmin,右がRunKeeperです。
20111115_lap.jpg


以上、やはり精度として高いのはGarminの方で、距離やペースをより正確に知りたいのであればGarminの方がベターです。ただ、やはりGarminは高いですし、今回のようなロードで1kmごとに距離表示があるようなロードの大会であれば、ラップの取れる腕時計だけでも十分かとは思います。
そして走った記録を残していくという目的では、多少不正確でもiPhoneアプリでよいのでは、というのが個人的な意見。

ただ、湘南国際マラソンはずっと見通しのいい直線的なロードで、衛星を捕捉しやすい条件でしたから、今度は街中なども比較して試してみたいところです。これまで試したところでは、iPhoneアプリは、GPSを捕捉しにくい場所では問題のあるアプリも多々ありましたので。
今週の日曜は神戸マラソンで走りますが、スタート近辺の三宮は街中なので、おそらくGPSには厳しい条件でしょう。アプリも別ので試してみるつもりです。

あと、そういえば、湘南国際マラソンではバタバタしてGarminの心拍計をつける余裕がなかったので、次は心拍計をつけて走ってみます。
ちなみに、RunKeeperもオプションで心拍計を販売していたりしますが、そこまでやるのであればGarminか何かを買った方がいいのではと思いますね。私がGarminを買った理由のひとつは、心拍数を測りながらトレーニングしたいと思ったということでもあります。

 

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このページは、kyotokenが2011年11月15日 23:59に書いたブログ記事です。

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