日時:2011年10月2日(日) 6時スタート(制限時間12時間)
距離:約53km
記録:8時間30分50秒
天候:曇り
鏑木毅さんプロデュースの第1回上州武尊(ほたか)山スカイビュートレイル、前泊しての当日。
3時頃に起きて準備をし、4時に宿の朝食でご飯もたっぷり食べ、体調もいい感じ。
シャトルバスが宿の付近を巡回して会場まで連れて行ってくれるのですが、時間がちょっと中途半端だったので歩いて5時には会場に到着。
さっそく上着を買いに協賛ショップの佐藤スポーツへ。
しかし・・・真っ暗で全然色が分からんw
リュックに入る程度の上着にしたいなと思ったので、ゴアテックスなどの本格的なものではなく、ランニング用の上着程度のものを買いました。ちなみに値段はセールで3900円でした。
朝でまだ寒かったので、上着はとりあえず着てスタート。
まずはロードをしばらく走り、それからトレイルへ。
先々週の京都半周トレイルではオーバーペースで撃沈したこともあり、今回は余裕をもって入って最後はしっかり走ってゴールできるようにするというのが今回のプランです。
ということで、トレイルに入った後は上りになると早くも歩き。ゆるめの上りで走れそうなところでも無理はしません。
ちなみに、ロードを走ってきてすでに汗をかきはじめていたので、トレイルに入ってすぐ上着は脱ぎました。
で、結局この上着は・・・最後まで着ずじまい・・・山頂でも半袖で大丈夫でした。天気がよければ問題はなさそうです。
コースは最初の10キロぐらいは緩やかな上りが中心で、トレイルや林道やロードなど比較的走りやすい路面。平地と下りは軽く走り、上りは歩くというノンビリペースです。
このあたりはコース的に楽なので、ゆっくりでも5キロ通過が35分ぐらい、10キロ通過が75分ぐらいでした。
その後、「武尊の登山コースに入るまでの10~20キロぐらいはアップダウンが結構あるので、ここで突っ込み過ぎるて武尊の登りに脚が残っていないような状態にならないように注意」、とブリーフィングで鏑木さんに言われていたので、ここも無理せず。
15キロぐらいまでは小さい山をいくつか越える感じで、つづら折りの上りと下りの繰り返し。確かに、頑張りすぎると体力を消耗しそうです。私はまぁここも上りを歩いて、下りも飛ばしすぎず走るというペースを守り、体力を十分に残してクリア。
ここまで問題なくきていましたが、ちょっと困らされたのがトレイルのコースに出ている短い木。
森に生えている細い木を切ってコースが作られている(広げられている?)ようなのですが、根元から切られてはいないので、数センチの木がコースに結構出ています。これにつまずいたり、つま先をぶつけて痛かったり・・・走っていて不意にぶつけてしまうので難儀でした。
その後の21キロ地点までは軽い上りが中心で、さすがにずっと歩くのも面倒なのでちょっと走り始めましたが、第一関門までは3時間ちょっとで来てしまいました。
関門制限時間まで2時間を残し、ここまでは予想外に楽なコースです。5時間の関門制限は遅すぎるような・・・。
そしてここから急登の始まり・・・なのですが、確かに急登ではあるものの、それほどキツくもないかなという感じで25キロの表示へ。第一関門からここまで1時間ほど。
第二関門は25キロぐらいのところと前日のブリーフィングで聞いていたのですが、関門らしきものは見当たらず、まだ人がいないのかな?と思いつつ進みましたが、ここからが岩場で結構キツい感じになってきました。
25キロまで来たらキツい登りは終わりと思っていたので、ここが結構、メンタル的にこたえましたね。やはりガーミンなど標高が分かる時計をした方がいいなと改めて思いました。
そして20分ほど登り続けると、ようやく第二関門に到着。
何キロ地点か聞くと、やはり25キロちょっとの地点ですと言われましたが、さっき見た25キロの表示が正しかったかのか・・・登りだと距離が長く感じるのでよく分かりませんが。
で、ここから武尊まではまだ3.4キロあるということでしたが、ここまでのようなキツい上りはなく、軽く上ったり下ったりとのこと。
まだ3.4キロもあるのか・・・と思いつつ進みましたが、ここからもキツかった。
走れるところはほとんどなく、岩場を上ったり下りたり、完全に登山でした。霧が出ていて、景色もほとんど見えず、高山をスカイビューで走れるというのを楽しみにしていたのに・・・と、やや残念な気持ちに。
しんどい思いをしながら走っていると、やがて少しガスが収まってきて、武尊の手前で素晴らしい眺めに遭遇。
紅葉になり始めた山、稜線にランナーが点々といて、ここまで来てよかったと思った瞬間でした。このガスが完全になくなればもっと広い空が見えてさらにスカイビューなのでしょうが、これでも十分な景色でした。
ただ、あまり広角撮れないカメラなので写真がイマイチなのが残念です。防水カメラではなく、別のカメラを持ってくるんだった。
この稜線が走れるような感じだと良かったのですが、足場は狭くて岩場を細かく上ったり下ったりなので、ここもほとんど走れはしません。よろけると滑落しそうでデンジャラスです。これはこれで楽しくはありましたけど。
その後もトラバースや岩場などを過ぎながら進み、景色はいいものの、やはり時間はかかるという感じでようやく武尊に到着したのは11時20分頃。30キロ地点となります。
後は剣ヶ峰山への登り以外はほぼ下りですが、ここの急な下りを下りているうちに、先々週の京都半周トレイルでの右ヒザの痛みが再発。
そしてまたしても下りで走るのがツラいという状況になってしまいました。長々と続く木の階段もヒザにはキツかったです。体力的には大丈夫ですが、痛みがあるとどうにも頑張れない。
ただ、無理していなかったためか、京都半周トレイルのときほどの痛みでもなく、ゆるやな下りではそれほど問題なく走ることはできました。
最後の第三関門で鏑木さんに励まされて、もうひと踏ん張り。
30~40キロの急な下りでイマイチ走れなかったのは残念ですが、終盤のゆるやかな下りや、最後の3キロのロードはまずまず走れましたので、一応は当初のプラン通りとしておきましょう。
ゴール後は、缶ジュース、けんちん汁、おにぎり、うどんなど無料でいただけて、村ぐるみでの歓迎ムードはゴール後もあってよかったです。
コース自体は山田昇杯として行われていた15キロの区間以外は楽なので、53キロあってもそれほど厳しい制限時間ではありませんでした。
北丹沢12間耐久と同じぐらいのタイムでゴールできるのではないかと思います。
その北丹沢との比較では、北丹沢が3つの急な登りと下りがあって修行的な山岳レースなのに対し、上州武尊は里山、林道、ロード、登山、稜線などバラエティーがあって楽しめる大会かなと思いました。
[大会レポート]第1回上州武尊山スカイビュートレイル(山田昇杯)(当日編)
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