「アシックス ランニングラボ」の計測結果レポート

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先日、アシックス東京のランニングラボで受けてきたランニング能力測定の結果(PDF)ができたということで、早速ダウンロードして確認しました。

このPDFは表紙も含めて15ページ、パワーポイントをPDFに変換したファイルです。
全体の主な構成は、以下の通り。
1.測定内容
2.測定結果まとめ
3.測定データ:(1)足型測定
3.測定データ:(2)下肢アライメント測定
3.測定データ:(3)体組成測定
3.測定データ:(4)筋力測定
3.測定データ:(5)ランニングフォーム測定
3.測定データ:(6)全身持久力測定
4.トレーニングの指針(1)~(3)

測定データ(1)~(3)は静的なものなので簡単に書いておきます。

(1)足型測定
足の形を3次元計測機で立体的に計測するというもので、足長、足囲、かかと幅、アーチ高などを計測してくれます。
私は各項目についてほぼ標準でしたが、足がやや細めだということでした。左右の違いについては、左足のサイズの方がやや大きめです。
この計測はアディダスなど、他メーカーの原宿店などでも計測してくれるものです。
私は以前の計測でほぼ同様の結果を得ていたので、大きめの左足でのフィット感を重視してシューズを購入するようにしています。

(2)下肢アライメント測定
股関節の柔軟性、足関節の柔軟性、下肢アライメント(骨の配列)、いずれも標準域に入っていました。
測定方法は、脚(足)の各ポイントにシールを貼って、スタッフの方が曲げたり自分で曲げたりして、どの程度動くかを計測するというものでした。
以前はもっと柔軟性はあったのですが、今はストレッチもしないので身体が堅くなって普通の柔軟性になっています。

(3)体組成測定
筋肉量、脂肪量、骨量などを測定するというもので、スポーツクラブなどでも有料サービスとしてよく行われている測定です。
私はこの春は体重が増えていて、この時は59.4kg(秋は55kgぐらいでした)あったのですが、体脂肪率は8.3%でランナー向き、基礎代謝量は1481kcalで非常に燃えやすいとのことでした。
取りあえず、摂取カロリーを減らせば無理なくダイエットできそうではあります。

(4)筋力測定
必死に頑張っている写真が貼られていますw
膝を曲げる力と伸ばす力を測定するというもので、同じ性別のランナーと比較した数値を基準に判定されます。
10段階(10が最高)で、私は膝を伸ばす力が右10/左10でともに最大スコアだったのですが、膝を曲げる力が右7/左5で比較的低い。一般的に曲げる力の方が弱いのは普通で、伸ばす力の50~65%が標準的な値ということですが、私は右47%/左42%となっていて50%を切っているので、筋力の強化が必要ということでした。
曲げる力(ハムストリング)の強化、なかなか難しそうです。

20110506_asicslabo_1.jpg

(5)ランニングフォーム測定
トレッドミルで走っているフォームをチェックしてくれるというものです。
ピッチとストライドの関係、前・横・後方足部アップ・上からの映像をもとにフォームの特徴と問題点が記載されています。
ピッチがやや多くて、身長当たりのストライドは標準的な、ピッチ型の傾向とのこと。速度はストライドで調整していると。
フォームは腿の引き上げがやや小さく、脚が後方に流れ気味、腕を抱え込んでいて肩を振っているといる。測定後にフォームがやや小さいと言われたのですが、それを詳しく分析されたというところ。
着地は前足部~外側全体、足先と膝が外側を向く傾向があってオーバープロネーション、これも測定後に指摘された点です。
以前はもっと足先が外を向いていたので、いくらかマシになっているとは思うのですが、なかなか治りませんね。

20110506_asicslabo_2.jpg

(6)全身持久力測定
トレッドミルでは時速10kmから始めて1分毎に時速0.5kmずつ上げ、最後は時速18.5kmまで走ったのですが、それで測定された呼吸循環系能力の結果です。
AT(無酸素性作業閾値)ペース:時速14.5km(キロ4分8秒)、心拍数173/分
 ※有酸素運動から無酸素運動にシフトする閾値、エネルギーがもてばいつまで続けられる値
RCTペース(呼吸性代償閾値)ペース:時速16.25km(キロ3分41秒)、心拍数182/分
 ※ATペースを越えてキツいと感じだす値
ATペースでフルマラソンを、RCTペースでハーフマラソンを走れるそうです、筋持久力が持てば。
ということで、呼吸循環系能力から見たタイム予測は、
フルマラソン:2時間57分
ハーフマラソン:1時間20分

となりましたが、全然無理なので、筋持久力をもっともっと鍛えねばならんということですね。

20110506_asicslabo_3.jpg

トレーニングの指針など

最後にトレーニング方法のアドバイスや、フォームの改善などが記載されています。
トレーニングについては、基本的に週1回でキロ5分で25キロほど、レース前などは週2回で長めと短めの距離、というような内容を伝えましたが、やはり頻度が不足していて余裕のあるペースに偏っているとのことでした。
詳しくは省きますが、RCTペース、ATペース、より遅いペースの3つを組み込むことが大切だと。測定前はそんな速いペースで走れるとも思っていませんでしたが、とにかくもっとペースと頻度は上げる必要があるようです。そうすれば、サブスリーを達成できるかも、ということで。

フォームについては、軽快なピッチでリズム良く走られているということですが、以下の2点を改善した方がよいと。
1.脚が後方へ流れ気味
 →蹴る意識を捨てて骨盤の回転で脚を前へ振り出し、その上に腰を乗せる
2.腕の振りがやや小さい
 →肩甲骨を使って肘からリラックスして引くように、大きな振りにして脚と連動させる
要はフォームが小さいということで、ウインドスプリントを練習に取り入れましょうということでした。
これはビブラムを履きだしてから、足元に気をつけて慎重に走っているうちにフォームが小さくなったという面もあると思うのですが、ビブラムを履いたときでも大きなフォームは意識するようにしたいと思います。

以上、なかなか自分では分からないような内容で、非常に有意義な測定でした。
これからしばらくはトレイルのシーズンとなりますが、来シーズンの平地の大会に向けての指針が分かりましたので、各課題点を意識しながらトレーニングしてみたいと思います。
ちょっと高いサービスですが、やはりやってみる価値あり、オススメです。

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このページは、kyotokenが2011年5月 8日 00:31に書いたブログ記事です。

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