セブンヒルズアドベンチャーのトレランツアー「百名山トレイルラン『雪の赤城山』」へ参加してきました。金曜の大地震の後の日曜とあって中止になるだろうと思っていましたが、問い合わせると予定通り実施するということで。
この非常事態にトレランに行くのは不謹慎だなと思うこともあり、参加費と同額の1万円だけ募金を送りました。これからしばらくは遊びなどで使った額と同額の募金を続けようと思います。
セブンヒルズのサイトによると、この「百名山トレイルラン」は日本百名山をトレランするというシリーズ、今年の前半は雪の残る山でのスノートレランとなるようで、今回はその第一弾。
とは言っても、この赤城山のスノートレラン自体は1年前も同じコースで行ったらしいのですが。
行程は以下です。
姫百合駐車場~荒山高原~小沼~鳥居峠~赤城公園ビジターセンター(昼休憩)~黒檜山(1827m)~駒ケ岳~赤城公園ビジターセンター~小沼~荒山高原~姫百合駐車場
私はしばらく大会出場予定がないこともあり、金曜日の地震で帰宅ラン20キロをしたのが3週間ぶりの長めのラン。それだけでも結構バテていたので体力的にやや不安なものはありましたが、まぁ、トレランツアーで20キロ、6時間の行程ということでそれほどヘビーではないだろうと安易に考えていました。しかし、実際はキツかった・・・。
朝6時半に新宿駅集合で、そこから車で2時間半ほどで現地に到着。
参加者は私を含めて2名しかいない寂しい状態で、ガイドの方も2名と同数でした。(昨年は6名ほど参加者がいたようです。)
もう一人の参加者の方については行程中に色々なことがあったのですが、それはさておき、以下、レポートです。
駐車場から登山口を上がろうとすると通行止めになっていて迂回が必要になるなど出だしにつまずき、その迂回した舗装路が凍結していて転倒してジャージが破けるなど先行き不安なスタート。
そして山に入ってしばらくは人の足跡がありましたが、すぐに誰も通った跡がないエリアに。昨年はそれほど深く積ってはいなかったとのことでしたが、今年は結構積っていて、これがかなり応えました。上りは雪がなくてもそもそも走れはしませんが、足が沈んでしまうので、ずっとモモ上げをしながら進んでいるような感じで一歩一歩に余計に力がいります。さらに突然脚の付け根にまで深く沈んでしまうところもあり、踏ん張るので疲れてくるとモモが攣りそうになるほど。途中休憩でかがんでいるときには、なぜか腹筋も攣りそうになりました。
雪はソフトで凍結してはいないものの、急登の所では足がグリップせず滑ってうまく上れない。ガイドの方は滑らずに上っていまして、慣れてバランスをうまく取れるようになればあまり滑らないとのこと。
コツとしては、
・身体は前傾や後傾などしないように真っ直ぐに
・足は地面に対して垂直に加重する
・後ろに蹴ると滑るので、蹴らないように
しかし聞いたようにやろうと思っても、なかなかうまくは行きません。
下りについては滑らせるとかなり楽で速いなのですが、これは他の登山者の迷惑になる(上りの足場が崩れて滑りやすくなる)ので、いけないということで、なるべく滑らないように降りるようにということでした。雪山のマナーですね。あと、枝などが折れやすくなっていますが、つかんで折ったりしないとか。
他の登山者もチラホラ見かけましたが、雪山ということで当然ながら皆さんアイゼンを使われてました。こんなところでシューズだけで、長距離の行程というのは驚きのようです。
今回は雪が深くて大半のコースは走れない状況でしたが、終盤の下りは適度な傾斜で雪の深さもほどほど、それほど滑らないので、快適に走れました。最後の最後は雪が溶けてドロドロゾーンなどもありましたが。
ちなみに昨年は雪もそれほど多くはなく走れる部分ももっと多くて、今回ほど体力的にもヘビーではなかったようです。
全体としては、雪が深くて歩くのも大変なところ、急登の上り下り、気持ちよく走れるところなど、バリエーションがあっていい経験、いいトレーニングになりました。(ちなみに、時間が押したせいか、途中でしばらく舗装路での上りジョグもあったのですが、これが一番つらかった。)
雪山ツアーの第二弾は参加できませんが、都合が合えばまた参加してみたいと思います。
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