第18回 日本山岳耐久レース(24時間以内) 長谷川恒男CUP(ハセツネCUP)

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日時:2010年10月10日 13時スタート(制限時間24時間)
距離:71.5km
記録:13時間0分41秒(268位/男子総合252位)
  ・第1関門:3時間45分12秒(336位)※浅間峠22.66km地点
  ・第2関門:7時間42分44秒(292位)※月夜見山42.09km地点、給水1.5リットル有
  ・第3関門:11時間14分2秒(266位)※御岳山58.00km地点
天候:晴れ→雨→晴れ
  ・朝まで降っていた雨もあがり、むし暑い天気。17時スギから3時間程度(?)は天気予報とは違って雨が降りました。

トレイルランの最高峰と言われるハセツネCUP、昨年11月に陣馬山トレイルを初めて走った頃は「なんて馬鹿げた大会なんだ」と思ってましたが、1年も経たないうちに走ることになっていようとは。結果的には途中で雨も降って難しくなったコンディションの中でまずまずのタイム、初参加にしては上々というところでしょうか。
一応、走る前の目標設定としては、10分/kmで71.5kmを走ると715分=12時間弱でゴールというのを目指すことに。試走もしていないのでまるで意味のない設定ですが、まぁ、目安ということで。実際には第1関門まではほぼ設定どおりだったものの、その後の雨でペースが落ちてゆっくりになってしまいました。

スタート~第1関門
招待選手、10時間以内、12時間以内、16時間以内・・・というように分かれて並んでスタート。私は12時間以内のところに並んでいました。
むし暑い中での上り基調のトレイルで頻繁に渋滞にはなっていましたが、完全に立ち止まるようなことは少なく、先が長いことを考えれば許容範囲かなというところ。ただ、後ろの方に並んでいた方は走れそうなフラットなところでも歩くような状態だったようです。
第1関門の浅間峠に着くと、応援の方がたくさんいました。ゴール以外ではここが一番賑やかでしたね。ここで念のためトイレをすまし、第1関門以降には使用可となるトレランポールを出して、ヘッドライト&ハンドライトも装備。トイレで待ったりで思いのほか時間を使ってしまい、ここまで抜いてきたペースの遅い人にまた抜かれたのはちょっと失敗でした・・・後の雨を考えると。

スタート地点、オーの掛け声で気合いを入れる。
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序盤は渋滞するが、ハセツネ30Kのように完全に止まることはない。
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入山峠のところ。おそらく後ろになるほど長く待つことになるのでしょう。
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分岐点には看板が置いてあるので、迷うことはほぼありません。
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第1関門の浅間峠からの上り、ここが一番応援が賑やかでした。
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第1関門~第2関門
ここの区間が長く辛かった。第1関門をすぎてしばらく進むうちに日が暮れてきて、雨が葉に落ちる音が鳴り出しました。まさかの雨?と思いつつ、暗くなったのでヘッドライトを点けると、霧に乱反射して非常に見にくい。さらに雨が降ってきて地面もぬかるみ、足元を照らして進む感じに。他のランナーも同様で慎重になっているので、これ以降は前の人について一列になって進む形になりました。当然ながらペースも落ち、1キロを10分というのは到底無理な状態。まぁ、最も標高の高い三頭山に向かっていたので、そもそもペースが落ちるのは当たり前ではあったのですが。
で、ちゃんとコースを確認していなかった私は三頭山が第2関門と思っていたので、三頭山についても関門がなかったので休めず、どこまで行けば第2関門なのか分からずに辛かった。とはいえ、第2関門の月夜見山に着いたときはすでに42キロも走っていることが分かり、気持ちがかなり楽になりましたが。この第2関門では雨も上がっていました。
第2関門で自分のハイドレパックを確認するとまだ1リットルほど残っていたので、500ccほど飲んで容量を空けて1.5リットルの水を補給。あとはランチパックやゼリーでの栄養補給としばしの休養を取りましたが、休んでいるうちに体が一気に冷えてきたので、先日購入したばかりのモンベルのジャケットを着用。走るとすぐに体温が上がって暑くなってきましたので、休みすぎなければよかったかなと後悔しました。

徐々に暗くなってきて、写真もブレまくりw
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第2関門、月夜見山の給水ポイント。
1.5リットルのPETボトルに入った水またはポカリを補給できます。
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第2関門~第3関門
ここは御前山と大岳山という2つのピークはあるものの、その間はフラットなトレイルも多くて割と走れました。とはいえ、タイム的には目標には遠く及ばなくなっていたので、のんびり目でしたが。
最大の難関はやはり大岳山ですね。手も使って岩を乗り越えるような登りと、岩だらけの急な下り、ここはまさに登山でした。こういうのは慣れていないのと、ポールが邪魔でうまく登れず、さらに時間がかかってしまったように思います。後ろから来た速い人などはスイスイ先に進んで、あっという間に見えなくなってしまいましたから。ここだけは試走しておいた方がよかったかなと思いました。

ここまで来るとペースもまちまちでバラけるので、真っ暗な中を独りで走ることが多い。
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第3関門~ゴール
大岳山の後にもうひとつ高い山があると思っていた私は、第3関門の御岳神社で「あとは下りで13.5キロだよ」と言われてキョトンとしてしまいました。実際は日の出山の手前などいくつか上りもあるのですが、厳しい上りはもうなし。下りだけと言われてかなり楽な気分に。
それでもトレイルの下りなので、急だったり折れ曲がっていたりするとそう速くも走れないかなと思いつつ、最後に日の出山の夜景を見てちょっと休憩。残りは10キロほどの下りだけで、ジャケットもしまってスタート。ここでもポールはしまわなかったのですが、これが失敗でした。速い人には道をゆずりながらほどほどのペースで走行して、残り5キロの表示のところで時計を見ると13時28分(タイムは12時間28分)・・・これは急げば13時間は切れるのでは?と思い、ここから切り替えてペースアップ。ポールは使わず片手に束ねて持ち、結構頑張って走ったのですが、ゴールタイムは13時間を越えてしまいました・・・うーん、終盤でもうちょっとちゃんと走るんだった。
最後は深夜でも多くの人に迎えられて、気持ちよく勢いよく走ってゴールしましたが、「13時間をすこしオーバーしましたね」と言われてガッカリでした。

暗闇の先に煌々と光るゴールが眩しかった。
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ゴール後には「だんべい汁」やアミノバイタルを無料配布。
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明け方が近づいてくるような時間でも、たくさんの人が迎えてくれます。
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朝になると人も増えて、さらに活気づきます。えらくテンションが高い。
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ちなみに、トレランポールを持っている人は私が走っていた前後にはほとんどいなかったのですが、ぬかるんで滑りやすいところで体の支えになるので、とても助かりました。上りやキツい下りなんかでも、疲労軽減になったと思います。
ただ、ポールを持つとやはりタイムは遅くなりますね。フラットなところはポールを使った方が速くなるハズではあるのですが、慣れていないので今一つ効果的にならない。逆に、ポールが足に引っ掛かって派手な転倒を何度もしてしまいました。一度はヘッドライトとポールが飛んでいってしまうほどの豪快な転び方で、暗い中でポールを探すのに時間がかかったほどです。
私が持って行ったのは、SINANOの「トレランポール13.6-115」。丈夫な方がよいかと、太めのものをチョイスしました。

さすがにしばらく山は走りたくない気分ですが、来年こそは12時間を切りたいなと思います。

参加賞は、熊鈴。トレランらしい賞品ですね。アートスポーツの名入れが入っています。
完走賞は、フィニッシャーズTシャツ。文字の色が薄めで目立たないので、日常的にも着れそうですが・・・ハセツネ完走なので、もっと強調してもいいような気もします。個人的には、さりげなさが気に入ってはいますけど。
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レース概要:
トレイルランニングの日本最高峰のレース、71.5kmを24時間制限で駆け抜ける。
社団法人東京都山岳連盟主催で、かつて都岳連に所属した長谷川恒男にちなんだレース。
※長谷川恒男は登山家で、世界初のヨーロッパアルプスの3大北壁(マッターホルン、アイガー、グランド・ジョラス)の冬期単独初登攀を成功させた人物。

コース:
東京都あきる野市五日市会館がスタート&ゴール。
(五日市会館前(標高200m)→今熊神社→市道山分岐→醍醐丸→生藤山(標高990m)→浅間峠(第1関門)→土俵岳→笹尾根→三頭山(標高1527m)→月夜見山(第2関門)→御前山(標高1405m)→大岳山(標高1266m)→御岳山(第3関門)→金比羅尾根→五日市会館前)
13時スタートで、翌日の13時までという24時間制限。
(時間に余裕があるので、歩き続ければ完走できるらしい)

コースマップと高低図(クリックで拡大します)
2010_hasetsune_map.jpg

サイト:
日本山岳耐久レース オフィシャルサイト
 

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このページは、kyotokenが2010年10月12日 23:09に書いたブログ記事です。

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