京都一周トレイルラン

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日時:2010年9月12日(日) 5時スタート(制限時間13時間)
距離:約66km
記録:11時間26分
天候:晴れ、最高気温30度以上の夏日

とにかく、暑さとコースが厳しいレースでした。
まだ暗い早朝5時のスタートでしたがすでに暑く、伏見稲荷の階段を上がりだすとスグに汗がドッと吹き出て、先行きに不安を感じました。
コースは主催者に渡された地図を見ながら、道標の設置されている「京都一周トレイル」にほぼ沿って走るというもの。しかしこれが非常に分かりにくい。試走は必須という感じで、地図を見ながら走って道標を見つけても、どちらに行けばいいのか迷うような場所がたくさんあります。実際、次の道標が見つからずにコースを間違えたことに気付いて戻ったり、次に走ってくる人を待って一緒に考えたり、コースロスやタイムロスが何度も発生します。
また、京都一周トレイルは京都市などによって整備されているということですが、これは道標を設置してコースが作られているということのようで、高尾山などのように人が歩きやすいように道が整備されているということではありませんでした。大きめの石がゴロゴロしていて走りにくいトレイルが多く、コースらしきものはない斜面を上がっていく場所もあり、ただの水の流れ道のような場所もあり、より自然に近い感じ。高尾山や陣馬山がいかに走りやすいかが分かりましたね。
ゴールのタイムリミットは、暗くなる前に設定してあるということで午後6時。制限時間は13時間ということになりますが、これもまた厳しい。距離は約66キロですから1時間で5キロペースということになりますが、道中のタイムロスは大きいし、暑さでバテバテ。終盤にロードなど走りやすい部分が多かったので助かりましたが、途中までは間に合うかどうか不安でした。おそらく、完走率は相当低いでしょうね。

京都一周トレイルの道標。これを順番に辿って走ります。
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コースには石がゴロゴロしている走りにくい場所が多い。
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スタート~北白川(18km、おまけの補給)
まだ暗い5時のスタート、私はヘッドライトなしでしたが、主催者が薦めていることもあってヘッドライトをつけた参加者も多くいました。
スタートしてから靴ひもを締め忘れていたことに気付き、脇によけて締め直したのですが、これで最後方を走ることに。これが後で響くことになろうとは。
まず伏見稲荷の千本鳥居を上がっていき、五条坂を通り過ぎて将軍塚から蹴上の方へ・・・なのですが、ここですでにコースを間違えました。前を走る人に付いて行ったところ次の道標がなく、後ろからも誰も来ない。どうやらコースを間違えたらしいと気付いたのですが、山を下りてきてしまったので、ここから戻るのもキツイなと思い、遠回りをして行くことに。知恩院の境内を通って、三条まで出てから粟田口で本来のコースに復帰しました。この後も蹴上で信号を渡り損ねて行きすぎたり、先が思いやられる序盤でした。
この後は大文字山を登り、銀閣寺の裏から北白川へ下ります。尚、京都一周トレイルの既存コースでは鹿ヶ谷から下りて哲学の道を通ることになっているのですが、この大会では送り火の「大」を通るルートとなっていました。
そして、北白川では「おまけ」の補給、おにぎりと水500ccのPETボトルがもらえました。しばし休憩です。

大文字山から市内を一望。
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銀閣寺に続く坂を下って北白川へ。早朝なのでお店は開いていません。
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北白川~大原(35kmあたり、中間チェック)
この後は比叡山に登りますが、これがキツかった。標高750mぐらいまで上がるだけなので、それほど大変ではないと思っていたのですが、暑さもあって相当バテました。ケーブル比叡の駅を経由して、延暦寺の近くを通って奥比叡のドライブウェイ沿いのトレイルを通り、道を間違ったりコースとは思えないところを通ったりしながら大原へ下りると、中間チェック地点が近づいてきます。
この中間チェックの前にコンビニがあり、主催からもらったマップにもわざわざ記載してあるのですが、実はここが中盤で唯一、食糧が変える場所。タイム的に不安だったのと、中間チェックで何か補給があると思っていたのでスルーしたのですが、中間チェックは単に番号をチェックするだけで、補給も何もなし。何か買っておくべきでした。
ちなみに、中間チェック地点の通過タイムは5時間半ほどでした。単純に倍すると11時間、後半はタイムが落ちるかもと思っていたので、13時間はギリギリ?という感じで通過しました。

比叡山の上り。それほど標高は高くないのですが、かなりキツいです。
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ケーブル比叡の駅、子供の頃に何度か乗りました。懐かしい。
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ドライブウェイ沿いの道は分かりやすいのですが、この後の大原までは迷いました。
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中間チェック~鞍馬(40kmあたり、おまけの補給)
店か自販機がないかと探しつつ走り、ようやく静原で1台の自動販売機を見つけて炭酸ジュースを飲み、ハイドレにスポーツドリンクを1リットル追加。思っていた以上に田舎というか、店も自販機もありませんでした。
ここから薬王坂という急坂を登ると、鞍馬寺へ。鞍馬寺ではお土産物屋が並んでいて、ここでお餅を一個、おまけの補給としてもらえました。ただ、コンビニ的なものは見当たらず、とりあえずまたジュースを購入。

鞍馬~ゴール
これ以降の登りは少なくなり、林道などのロードも多くて比較的楽になりました。二ノ瀬駅で道標を見落として行きすぎたり、京見峠で次の道標が見つからずに間違ったと思って戻ったら実は間違えてなかったり、相変わらずコースロスはありましたが。
終盤は完走は大丈夫そうだと余裕が出てきたので、沢ノ池で水を頭からカブったり、高雄の自販機でカルピスソーダを飲みながら休憩したり、清滝でトイレに入ったり、清滝川の河原で水を浴びたり、何度も休みを入れながら最後はロードを走ってゴールへ。最後のロードでようやく一人に抜かれましたが、それまで何度も休んでも誰も後ろから来なかった。
ゴールタイムは11時間26分ほどで、19位だそうです。参加者はリスト見ると197名、最後方から走ってそんなに抜いた覚えもないのに、みんなどこへ行ってしまったのか? 完走者がいかに少ないか、ということなのでしょう。

沢ノ池、水浴びをして気持ち良かった。衛生的には・・・どうでしょうか。
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清滝川の河原でも水浴び、ここはきれいな水です。
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JR保津峡駅前広場がゴール、長く暑い道のりでした。
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レース概要:
京都一周トレイルにほぼ沿って、京都の盆地の周りをグルッと半周。
競技性を求めたものではなく、マラニック的なもので途中で店に入るのも公共交通でワープするのも自由(とはいえ、ワープしてゴールする人は少ないと思われる)。

コース:
伏見稲荷をスタートし、京都一周トレイルのコースに沿って東山、北山、西山を辿ってJR保津峡駅前がゴール。
伏見稲荷→清水山→蹴上→大文字山→銀閣寺→比叡山→横高山→大原→静原→鞍馬→二ノ瀬→氷室→京見峠→沢ノ池→高雄→清滝→JR保津峡駅

サイト:
ファンランド「京都一周トレイル」(主催者)
京都府山岳連盟の「京都一周トレイル」紹介ページ
京都観光Naviの「京都一周トレイル」紹介ページ


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このページは、kyotokenが2010年9月13日 23:03に書いたブログ記事です。

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