昨日にRUNNETのランフォトについてアップしたので、ついでにレース写真の販売サービスについても書いておくことに。
レース中の写真については何社かが撮影・販売していますが、老舗と言えるのがフォトクリエイトの展開する「オールスポーツコミュニティ」。
関東と関西の主だった大会には来ていて、私が出場した大会(関東ばかりです)もほとんどで撮影していました。
オールスポーツが唯一いなかったのは、小規模だった京都一周トレランぐらいです。
その他のところは、後発のSTKがやっている「STK Photo Service」、ごく一部の関東の大会で毎年撮影している「リアッドフォトサービス」、よく知りませんが地方の大会中心らしい「OPSフォト」など。
基本的にはオールスポーツがガリバーで、その他は低価格だったり、マイナーな大会でニッチに展開など、そういった構図です。
料金についてはそれぞれの大会によっても異なるようで、大会受付でもらうチラシに書かれたパスワードでログインしないと、写真閲覧ができないだけでなく料金も分からないようになっています。
ちなみに、私が10月に走った「草加ふささらマラソン」では、オールスポーツとSTK Photo Serviceの2社が撮影しており、「ハセツネCUP」はオールスポーツのみ、それぞれ以下のような金額でした。オールスポーツはどちらの大会も同一価格です。
【オールスポーツコミュニティ】
草加ふささらマラソン | ハセツネCUP | |
2L判 プリント | 1,575円 | 1,575円 |
2L判 プリント額付き | 2,625円 | 2,625円 |
A4判 プリント | 3,150円 | 3,150円 |
A4判 プリント額付き | 5,250円 | 5,250円 |
A3判 プリント | 4,200円 | 4,200円 |
データ(1カット) | 3,675円 | 3,675円 |
キーホルダー | 2,100円 | 2,100円 |
大判ポスター | 6,980円 | 6,980円 |
※オールスポーツの商品メニューの説明(「商品一覧」をクリック)
【STK Photo Service】
草加ふささらマラソン | |
L判 プリント | 990円 |
L判 プリント文字入れ | 1,090円 |
2L判 プリント | 1,340円 |
2L判 プリント文字入れ | 1,390円 |
A4判 プリント | 2,890円 |
データ(1カット) | 2,990円 |
商品メニューは異なりますが、オールスポーツは2L判以上の大きめの写真からで、STK Photo Serviceは小さなL判の写真から。同じサイズの写真の料金を比べると、STKの方がいくらか安い。
文字入れのサービスについては、STKにだけあるのではなく、オールスポーツは無料で文字を入れられるので料金メニューとしては書かれていないだけです。文字を追加料金にしたところで、STKの方が安いのですが。
オールスポーツの購入画面では、文字入れの他に、写真を自分でトリミングできるという機能もあり、これは大きなアドバンテージです。周りにいて写真に入って欲しくない選手とかをカットすることができますから。
商品バリエーションとしては、オールスポーツにはプリントの他に額装やグッズプリントなどが用意されているのに対し、STKは実質的にはプリントのみです。ただ大半の人はプリントしか買わない気がしますので、特にデメリットでもないでしょう。
また、いずれのフォトサービスも、データ販売(CD-ROMで郵送される)については、A4判プリントと同程度の価格となっていて、とても高いという感じ。しかしよくよく考えれば、データがあればデジカメプリントの店へ行けばA4判が数百円でプリントできてしまうので、当然と言えば当然でしょうね。もし複数枚プリントするのであれば、どちらの会社も料金は単価×枚数となるので、データを買ってデジカメプリントした方が安上がりになる可能性はあります。
あと、オールスポーツはハセツネでは、自分のゼッケン番号検索で引っ掛かる全ての写真が入った「スペシャルデータCD」を9,980円で販売しています。大規模な大会では特別な商品も用意するようです。
尚、写真のクオリティについては、オールスポーツの方がSTK Photo Serviceよりフレーミングが自分に合っていた写真が多かったものの、ベストショットは甲乙つけ難かったので、結局のところ、それぞれ見比べて購入するかどうか決めればいいということになります。このとき、オールスポーツの方では先ほど書いたトリミング機能が有効に使えそうです。
これらのフォトサービスと比べると、RUNNETのデータ1枚315円というのは破格なのですが、上記のフォトサービスがプロカメラマンがコースの各所に配置されて撮っているのに対し、RUNNETはゴール前の写真だけと、サービス内容の差は明らか。
草加ふささらマラソンでは、かなりズレた写真も多かったので、RUNNETはゴール周辺に置いたカメラで一定間隔ごとに自動的にシャッターが切れるようにして撮っているのだと思います。しかし富士登山競走はプロカメラマンの写真も1枚ありましたので、大会によって異なるのでしょうけど。
安いのには安いなりの理由はあるということになりますが、それにしてもRUNNNETは強烈に安いので、フォトサービスの会社にとっては脅威でしょうね。一番重要なゴールの瞬間の1枚はRUNNETで手に入る可能性が高いのですから。
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