[大会レポート:第3回上野原トレイルレース]ただただ耐えるドMコース

 

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日時:2012年9月9日(日) 7時スタート(制限時間10時間)
距離:38.6km
記録:8時間0分31秒(155位) ※完走率57.4%
天候:
 
キツいとは聞いていましたが、かなり堪えました。ひたすらアップダウンを繰り返すというところが奥久慈っぽいかなと思っていましたが、前半のキツさはそれ以上のもの。
あと、好天に恵まれてしまったせいで暑い暑い。
私は水の消費量は少ない方なのですが、この日は結構飲み、途中で補給しても足りなかったほど。ただ、序盤から足が攣ってしまっていたので、水の消費が多かったのはそもそもトレーニング不足で余裕がなかったのが問題だったのではと思いますが。
実際、1ヶ月前の奥武蔵ウルトラの後の走行距離は60キロほどで、そのうちの16キロは上野原の前日に走っているというワケの分からなさでもあったりして・・・言い訳にもなりませんが。
 
では、レースのレポートを。
 
会場は上野原駅から徒歩10分ぐらいとアクセスもよく、余裕をもって6時前に到着。
(とはいっても、八王子のネットカフェで前泊(?)だったりしていたりしています。)
 
受け付けをすませ、ゼッケンを付けようとしたところ、裏側にオレンジ色のタグ?がついていて、これがやや硬いのがやっかいでした。
トレイルのレースでは私はパンツの太ももにゼッケンを付けることが多いのですが、もものカーブにそって曲がらないので、仕方なく普通にシャツにつけました。
 
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スタート地点は少し離れた河川敷ですが、近くまで行ったところで、ガーミンを付け忘れていることに気づき、荷物置き場まで戻ってガーミンを装着。
そして電源を入れると、まさかの"Low Battery"・・・充電をし忘れていたのでした。
ほとんど充電が残っていないようなので、ガーミンはまだバッグに戻しましたorz
 
7月のキタタンに続いて、連続してガーミンなしでのトレイルレースになりましたが、まぁ仕方ない。
スタート地点でラン仲間達と会って気分を入れ替え、いよいよスタートです。
 
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最初は2キロほどのゆるやかな上りのロード。
制限時間が厳しく完走率が低いコースということなので、なるべく前目に位置取って制限時間切れにならないようにします。
といいつつ、また写真を撮っているうちに抜かれたりするのですが。
ちなみにこの日のレース中の撮影枚数は90枚ほど。コースの変化も乏しかったので、いつもより少なめですw
 
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そしてトレイルの入り口へ。
シングルトラックで詰まるので渋滞になりますが、比較的前の方にいたので、それほど待たずにすみました。
 
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序盤はシングルトラックの上りが続き、ほぼ抜けない状態。
トレイルの入り口での順位が後ろの方だと、前との差がどんどん開いていくので、最初のロードはしっかり走った方がよいコースでした。
 
早くも前でブレーキになっている人を恨めしく思いつつ上りましたが、後から考えれば、ゆっくりで良かったかも。
早々に脚が攣るような状況だったので。
 
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最初の長めの上りの後は予想していた通り、急な登りと下りの連続。
低い山でずっと森の中なので、コースの変化にも乏しく、体力的な厳しさがそのままメンタルも直撃という感じでメチャクチャ辛い。
ガーミンがなくてどれだけ進んでいるのか分からないということもあるのですが、単調なコースが続くため時間が長く感じられ、なかなかチェックポイントにも着かなくてゴールに辿り着ける気も起こらず、もうやめてしまいたい!とずっと思い続けていました。
 
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ある程度上るとフラットな部分もあり、コース幅も広がってようやく抜ける状態に。
 
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そしてようやく、第一関門(7.35km)に到着。
タイムは2時間ほど。(写真の保存時間で分かっただけですが。)
 
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まだ7kmちょっとしか進んでいないことに愕然としつつ、先に進みます。
やはりまた上りと下りの繰り返し。
 
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もうかなり進んだだろうなと思ったところで、「10K」の距離表示・・・全然進んでいないかった。
このレースは10Kごとに距離の表示があったのですが、まだこれだけしか進んでいないのか、と毎回思うような状態でした。
ガーミンがあれば、自分がどのあたりにいて、どの程度のペースや時間で進んでいるのか分かるのですが、何も分からず、ただただ単調な上り下りを繰り返しているので、異常に長く感じます。
 
この10Kぐらいからすでに脚が攣りそうな感じでペースダウンしていましたが、倉丘山に出たときにいよいよ攣ってしまい、なかなか治まらず5分ほどストレッチ。
スタッフに確認すると、次は5キロほど先に給水がある(実際は4キロ先でしたが)ということだったので、そこへ向けてまた出発です。
 
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ようやく17.85km地点の雛鶴峠に着き、ここで水をペットボトルで500ccゲット。
ハイドレに入れるか、ペットボトルごとザックに入れるか、と思いつつ、面倒くさくなって一気飲みしてしまいましたが、ちゃんと残しておくべきでした。
 
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スタートすると、またしばらく上り。
傾斜はユルいのですが、日なたで辛く、走る気はおこらず。
このあたりは、このレースでは珍しく遠くまで見渡せる区間です。
 
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このあたりまで本当にキツく、まだ半分も行っていないのにスタートから4時間経過というところで、このままだと10時間ギリギリ・・・というか、制限時間切れでリタイアになるのではないかと不安になりました。
これは奥久慈以上の大変さだな、と・・・。
 
そしてバテバテの状態でひぃひぃしていたところ、ラン仲間の私設エイドに到着。
とりあえずカルピスソーダを飲み、塩熱ドロップをもらって気分を新たにしてまたスタート。
 
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ただ、このあたりから上りの傾斜が比較的ましになりました。
しかしずっと脚が攣りそうになっているのを騙し騙し走っている状態なので、傾斜がマシになったからと言って走りだすととたんに筋肉がピクピクし始める。
 
そして下りへ。
走りやすい下りでも脚に負荷をかけない程度で、速い人が来たらお先へどうぞという状態で淡々と進みました。
ここでもっと走れれば、タイムはかなり変わったのでしょうが。
 
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ずっと下って、第二関門へ到着。
25.2km地点で、タイムは5時間45分ほど。
もっとかかっているものと思っていましたが、さすがに下りだったのでタイムはそこそこましになりました。
ハイドレの水も残り少なくなっていたので補給し、塩をたっぷり食べて(?)先へ進みます。
 
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この第2関門と次の第3関門までの制限時間の差が1時間しかなかったので、どんな感じなのかと思っていましたが、結局のところ、この区間はロードの上りのみでした。
とはいえ、あまり走る元気もないので、日陰でほぼ平坦なところだけ走り、後は歩くという感じ。
最初は走って抜いて行く人が何人かいましたが、途中からはみんな歩き出しており、後半はあまり抜かれず。
 
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そして峠のトンネルを過ぎると30K地点の表示、その後はすぐに第三関門(30.66km)です。
 
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もう30Kもすぎていて、後は最初に走ってきた第一関門までのコースを逆走していくだけなので、ここではあまり休まずに水を飲んでレモンを食べて走りだしましたが、ここでハイドレに水を補給しないのが失敗でした。
第2関門でハイドレに入れた水が少なかったようなのと、ロードを上ってくる間に結構水を飲んでしまったのとで、第3関門を過ぎてあまり行かないうちに水切れ。
中途半端なところで脱水症状になるとまずいので、より一層抑えた走りに。
 
第3関門の後のトレイルは最初の高柄山への登りと、残り4km地点の登りがあるほかは下り基調でしたが、頑張ると水がヤバい&脚が攣りそうということで、無理せず進みます。
元気な人には抜かれ、グロッキー状態の人は抜いていく、ということで。
 
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そして残り2kmぐらいのところでロードに出ると、給水があったので水をガブ飲みしてようやく復活。
 
後はロードだけだなぁと思ったら、往路はちょっとコースが違っていて、またまたトレイル。
まぁ、下りで楽なトレイルなので、あまり関係はありませんが。
 
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そして残り1kmのところで河川敷へ出て、あとは川沿いにゴールまで走るのみ。
もう大丈夫ということで、最後は普通に走っていきました。
 
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スタート地点がゴールなのかと思っていましたが、朝に受け付けがあったすぐ横がゴールになっていました。
で、河川敷からグイッと曲がってちょっと上るとゴールが見えると、タイム表示が8:00:20ぐらいになっていて、なんと8時間を微妙に超えたところ。
8時間30分ぐらいかなぁと思っていたので、意外に速くゴールまできていて驚いたのですが、こんなタイムなんだったらもうちょっと休憩を減らすか、止まってのんびり写真撮っていたりしないで、走ればよかった・・・。
iPhoneを見ればタイムは分かったのですが、こんなにギリギリだとは思わずチェックを全くしていなかったので、後悔しきりです。
 
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結局、微妙に8時間を切れなかったのはガーミンがないことが最後に響いた感じでしたが、このレース自体についてはそれ以前の問題で、トレーニング不足で早々と脚が攣ってしまったのがダメでしたね。
水をいつもより消費したのも、好天で暑いということだけでなく、トレーニング不足で余裕がなかったのが原因なのではという気がします。
 
とはいえ、無事に完走はでき、これで道志村トレイルレース、北丹沢12時間山岳耐久レース、上野原トレイルレースのNES3戦の完走を達成。今年の目標のひとつだったNES3戦完走できたので、まずまず満足です。
もっと速く走れたのでは?来年はもっといいタイムで・・・とか思うこともなくはないのですが、上野原は私にとっては単調でただ辛いだけのレースだったのでもう一回走ろうとは思いませんし、これにて終了です。
奥久慈も同じようにアップダウンの厳しいコースですが、あちらの方はコースが面白い。同様にキツい大会でも、奥久慈はまた出たいと思うのに、上野原は2回目はもういいという感じです。
 
そして、今週は信越五岳110kmトレイル。
110kmのレースに出る前の週にこんなキツい上野原を走るのはどうかとは思いますが、このところトレーニング不足だったので、鍛えられていい方へ向くだろう、と思うことにしています。
まぁ、野辺山ウルトラの前の週にも道志村トレイルに出ていましたし、きっと大丈夫でしょう。
 
レース概要:
上り下りの繰り返しで制限時間が厳しく、完走率の低いレース
鶴島河川敷~高柄山~倉岳山~棚ノ入山~二十六夜山分岐~尾崎集落~高柄山~島田コミュニティーセンター距離 38.60㎞ 最大高低差953m
 
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参加賞:Tシャツ
 

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このページは、kyotokenが2012年9月14日 23:08に書いたブログ記事です。

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