[大会レポート:第20回 日本山岳耐久レース 長谷川恒男CUP(ハセツネCUP)]目標タイムに届かず

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日時:2012年10月7日 13時スタート(制限時間24時間)距離:71.5km
記録:12時間10分5秒(男子総合277位)
  ・第1関門:3時間26分46秒(274位)※浅間峠22.66km地点
  ・第2関門:7時間11分26秒(287位)※月夜見山42.09km地点、給水1.5リットル有
  ・第3関門:10時間26分56秒(281位)※御岳山58.00km地点
天候:
 
2年前、トレランを始めて1年目に参加した初のハセツネCUP、その年もなんとなく12時間ぐらいを目標にしていましたが、途中で雨が降って淡々と渋滞の中を歩くことになり結果は13時間でした。昨年は膝の故障でDNSでしたので、今回は一昨年に達成できなかった12時間切りはやっておきたい、そんな目標をもって挑みました。
しかし、結果は届かず・・・。
 
今年は適度に涼しくてコンディションも絶好、午前中まで降っていた雨でややスリッピーでしたが、問題となるほどでもなし。
予定していたペース配分としては、スタートから第一関門まで3時間30分、第二関門まで7時間、第三関門まで10時間で行けばゴールは12時間を切れるかなというもので、調子によってはもっと上げてもいいかなと思っていましたが、登りで早々に脚がついてこなくなりペースを維持できず。オーバーペースだとは思わなかったのですが。
夜間走に慣れておらずコースもよく分かっていないので、暗くなってからの下りで今ひとつスピードを出せないのもダメでした。
課題多し、です。
 
スタート〜第一関門
会場到着が遅くなり、スタートの10分前ぐらいにようやく列に入りましたが、時間が押しているということで注意事項の説明も省略モード、準備体操のエアロビも簡略化、招待選手のダコタ・ジョーンズの挨拶の途中からスタート方向に移動となりましたが、ちゃんと並ばないうちに号砲が鳴ってスタートに。
招待選手は間に合っていないと思うが大丈夫なのか?など周りの選手と話していたのですが、結果を聞いたらコースレコードで優勝したそうで、驚きましたw
 
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後方グループに入ると渋滞で進めなくなってしまうので、私は10時間以内のところからスタート。そしてトレイルに入るまではとにかく走ります。
そしてトレイルに入ると、やはり渋滞。しかし前目に位置しているので止まってしまう時間はあまりなく、いい休憩といったところです。
止まっている横を脇から抜いて怒られているランナーもいましたが、マナーは守りましょう。
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短いトレイルの後、ロードが少しあり、今熊神社からまたトレイルへ。
走れるところは空きますが、登りは基本的に渋滞です。
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予備関門7.0km地点の入山峠、階段手前の列は10人程度。
後ろになると、ここが行列になって相当時間がかかるようです。
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第一関門の浅間峠までは登り基調で、登りでは渋滞で前のランナーについて行き、フラットや下りはややスペースができて走るといった繰り返し。自分のペースでは行けないのですが、逆にオーバーペースも避けられていいように思います。結局、前半の登りで脚がついてこなくなったぐらいだったので・・・。
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予備関門15.2kmの醍醐丸。ここは応援の方がたくさんいて盛り上がります。
ラン仲間が何人かいたのですが、人が多かったのでよく分からず、でした。
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厳しい目の登りあり、フラットあり、徐々にランナーがバラけていきます。
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そして第一関門の浅間峠22.66kmに到着、コース途中で一番応援が多いところです。
タイムは3時間半を切っているので、一応、予定通り。
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第一関門〜第二関門
ここから登り中心となり、コース最高峰の三頭山の手前が特にキツい登りとなります。
森の中もだんだん暗くなり、写真が撮れたのも5時ぐらいまで。
笛吹峠の手前からはライトをつけての走行となりました。
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そして、三頭山の登りでヤケに脚がツラくなり、ストックを使うことにしたのですが、これがまたよくなかった。
慣れていないせいか、ストックに頼って登るようになり、えらくペースが落ちて抜かれる一方。脚の疲労は抑えられているハズですが、どうも効果的に使えませんでした。
一昨年は雨でぬかるみが多く、速く進もうとも思っていなかったのでストックのおかげで楽になったのですが、普通の路面コンディションではちょっと違いました。使い慣れていればいいのでしょうが、そもそもストックを使うのは一昨年のハセツネ以来なワケでして。結局、途中でストックはしまいましたが、持ってこなければよかった。
 
とりあえずなんとか三頭山を登り切り、第二関門の月夜見山に到着したのは7時間11分。
予定の7時間を11分超えただけでしたが、登りでかなり脚にきていたので、これから先はもっとタイムが落ちるでしょうし、12時間は無理だなぁとすでに諦めの気持ちでした。
ここで1.5リットルのポカリスエットまたは水が補給できますが、2リットル持ってきたハイドレーションにはまだ結構ドリンクが残っていたので、1リットルほど入れて残りの補給分はその場で飲んでまた出発です。ゆっくりしていると身体が冷えてしまうので、スポーツ羊羹を2個だけ食べました。
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第二関門〜第三関門
すでに目標は難しいと思い、御前山の登りではもう無理せず行こうという気持ちに。
御前山も三頭山と同様のツラくて長い登りで、後ろから追いついてくるランナーはどんどん先に行ってもらい、淡々とゴールを目指すというモードでした。
 
こちらは御前山と大岳山の間の大ダワ。
リタイアポイントだけは明るくなっていたので、とりあえず写真を撮りました。
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で、この後に最後のまとまった登りの大岳山になるのですが、これが思っていたよりもかなり低かったのが誤算でした。
御前山と同じぐらいの登りが続くようにイメージしていたのですが、途中で大岳山までどれぐらいかスタッフに聞くと「あと10〜15分ぐらいです」との返答。
「え!?」という感じでしたが、確かにすぐに登り切れてしまいました。下りなどは岩場なので慎重にはなるものの、思っていたよりも第三関門までの所要時間は短くてすみました。
 
そしてこちらが第三関門。
少数の方に元気に応援していただきましたが、やはりエイドがないというのは寂しいですね。
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第三関門〜ゴール
第三関門へ着いたのは思ったより早く10時間26分。ゴールまで残り1時間半でいけなくもないのでしょうが、今の状態ならキロ8分ぐらいで1時間45分がいいとこかな、と。
頑張っても大差ないので、マイペースで急がず行くことにしました。しかし、下りは意外に大丈夫なようで、まだ脚は残っており、それなりには走れました。ただ、夜で足元を照らしながらはあまりスピードも出せず、ライトの明かりも最初よりは暗くなってきているので、余計に走りにくい。
まぁ、結局のところ、走れる割にはやはり速くもなく、最後のロードになってからヤケクソ気味に飛ばしてゴールw
結果、12時間10分5秒、途中から諦めて落としたものの、タイムは思っていたよりマシだったので、もう少し頑張ればよかったかも、とは思いました。
12時間以内にするには相当キツいでしょうけど。
 
こちらは御岳山の後の町中の通りです。
写真が撮れそうな場所では、とりあえず撮っておきます。
その間に抜かれたりしますが、気にしない。
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夜中に煌々と光るゴールへ飛び込むのは気持ちがいいです。
スピードを出してゴールしたせいか、ゴールしたことを仲間に気づかれなかったりしましたが・・・。
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早い段階で脚にきたり、不慣れな夜間走やストック、コースがよく分かっていないなど課題だらけでしたが、とにかく目標に届かなかったので、また来年、リベンジです!
 
レース概要:
トレイルランニングの日本最高峰のレース、71.5kmを24時間制限で駆け抜ける。
社団法人東京都山岳連盟主催で、かつて都岳連に所属した長谷川恒男にちなんだレース。
※長谷川恒男は登山家で、世界初のヨーロッパアルプスの3大北壁(マッターホルン、アイガー、グランド・ジョラス)の冬期単独初登攀を成功させた人物。
 
コース:
東京都あきる野市五日市会館がスタート&ゴール。
(五日市会館前(標高200m)→今熊神社→市道山分岐→醍醐丸→生藤山(標高990m)→浅間峠(第1関門)→土俵岳→笹尾根→三頭山(標高1527m)→月夜見山(第2関門)→御前山(標高1405m)→大岳山(標高1266m)→御岳山(第3関門)→金比羅尾根→五日市会館前)
13時スタートで、翌日の13時までという24時間制限。
 
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このページは、kyotokenが2012年10月10日 13:40に書いたブログ記事です。

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