2011年5月アーカイブ

20110515_getsureiyokohama_1.JPG

毎月、決まった曜日に行われている月例マラソン。
まだ参加したことはなかったのですが、先日の日曜日に初めて参加してきました。
うちの近くの鶴見川でやっている「よこはま月例」です。

この月例マラソンの特徴としては、
・1キロ、3キロ、5キロ、10キロ、20キロの5つの距離別。短い距離があるので子供がいっぱい。
・事前申し込みなし、当日に行って受付して参加。その日の都合、調子、天気で参加を決められる。
・参加料1,000円(初回は1,500円)の低料金の気軽に走れる大会。
といった感じで、かなりアットホームでカジュアルな雰囲気でした。

私は初参加で、新規受付のテーブルに行って1,500円を払うと封筒を渡され、
その中には、以下のものが入っています。
・ゼッケン番号(布製)が2枚、安全ピン8個
・バーコード(安全ピン付き)
・参加距離表示の布、安全ピン2個

すべてをシャツに付けるワケですが、ゼッケン番号は背中には付けず胸だけに付けている人も大勢いました。
バーコードはゴール後にピッと読み込んでもらうと、時間が記録されるということになります。チップの代わりですね。
距離表示の布はゼッケンと同じ生地に「20km」などと書かれたもので、スタッフからの確認用という程度の意味合いでしょう。
尚、ゼッケンとバーコードは持って帰り、次回に参加するときにまた使用します。
距離表示の布だけは返却し、毎回受付する度にもらうことになります。

コースは鶴見川沿いで、新横浜から綱島までの5キロの区間、アップダウンはほとんどありません。
10キロの場合は1回往復、20キロの場合は2回往復、ということになります。
給水はスタート地点と、折り返し地点の2箇所にあります。もちろん、水のみです。

とりあえず大会概要としては、上記のような感じです。

私がこの月例に参加したのは、mixiのコミュで月例の参加者を募っていたから。
チャレンジ富士五湖後の2週間はほとんど走っておらず、そろそろ来月の奥久慈などへ向けて走り始めないとなということもあり、月例に参加したことがなかったということもあり、ちょうどいいタイミングだったので。

この日は横浜近辺のいくつかのランニングのコミュと合流することになっているということで、全員初対面でたくさんの人と話すことができてなかなか有意義でした。私の近所のランニングコースの都筑緑道のコミュの人もたくさんいましたし。

で、ランについてはキロ6分以上ぐらいのペースで、しゃべりながらユルユルと走行。
チャレンジ富士五湖の話をすると、出ていた人や応援していた人などたくさんいて、思わぬところで盛り上がりました。
途中で後ろのグループから離れて前のグループに追いついたりとか、ペースはバラバラで最終的には20キロを2時間ぐらい。
かなり楽なペースのハズですが、ビブラム5フィンガーズをしばらくぶりに履いて走ったこともあり、最後はちょっと足首に来ました。
それに、ゆっくり走っているときは風があって心地よかったのですが、ペースアップしたときはやはり暑くてキツイ。そんな季節になってきましたね。

20110515_getsureiyokohama_2.JPG

20キロのコースは来月6月から9月まではなく、10キロが最長になるようですが、都合が合えばまた参加したいと思います。

月例マラソンのサイトへのリンクを貼っておきます。
それぞれ参加料や距離設定などが異なります。
よこはま月例マラソン(毎月第3日曜日)
月例川崎マラソン(毎月最終日曜日)
月例湘南マラソン(毎月第1日曜日) ※現在は新規受付中止
月例赤羽マラソン(毎月第4日曜日)
月例多摩川ロードレース(毎月第3日曜日)

 

20110508_wiredcafe_1.JPG

先日、代々木公園で行われたパークランニングの集合場所だったのが、この“WIRED CAFE <> FIT”。
代々木公園から道を挟んでNHKの方へ少し歩いたところにあるランニング施設、兼、カフェです。

外から見ると看板ぐらいしか見えず少し入りにくいのですが、中にはカフェに併設してヨガスタジオやシャワー&ロッカーがあり、都会のオシャレなスポーツスポットといった感じになっています。ヨガスタジオは芝生のテラススペースにつながっていて開放的、一般のスポーツクラブとはまた違った健康的な雰囲気になっています。
代々木公園近くということでウォーキングやランニングとヨガを組み合わせたwayというプログラムもやっていますので、都会的でオシャレな雰囲気の中でヨガをやりたい!なんて女性にピッタリの施設ではないかと思います。

20110508_wiredcafe_2.JPG

もちろんランナーにとっても、ロッカーに荷物を預けて代々木公園へランニング、終わってからシャワーを浴びてカフェでのんびり、という皇居のランニング施設とは違った豊かな時間の過ごし方もできますので、休日にのんびりランを楽しむというのにもピッタリかと思います。

フィットネス利用は別として、ランナー向けでの利用料金は1回500円とリーズナブル、利用無制限の月会費2,000円のプランもあります。
一度、休日にゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか?

営業時間:
・月〜金 7:00〜22:30(最終入場22:00)
・土日祝 7:00〜20:30(最終入場20:00)
※CAFEは8:00〜23:00(L.O 22:30)
・定休日:無休

アクセス:
・渋谷駅、原宿駅から徒歩10分(原宿の方が近いと思いますが)

サイト:
WIRED CAFE <> FIT
 

20110508_parkrunning_1.JPG

シティランニングとトレイルランニングのいいとこ取りをした、新しいランニングスタイル「パークランニング」の紹介イベントに行ってきました。

場所は代々木公園。
これまで代々木公園を走ったことはありませんでしたが、代々木公園というと、公園内のロードを走っている人が少しいて、ほかは踊っている人がいたり、ピクニックなどしている人がいたりという印象。パークランニングではどのようなことをするのかと思っていましたが、基本的には公園内のロードから外れて自由に芝生の上や、枯葉のクッションの上などを走るというものでした。
走ってみると街中の自然という感があって気持ちよく、軽いアップダウンや地面の変化があって思った以上に面白いランニング場所となっていました。確かに、ちょっとしたトレイルランニングです。
ただ、それなりに広い代々木公園といえど走ってみると結構狭いので、できるだけ広い公園でやった方がよいとは思いました。

イベントには20名ちょっとの参加者がいて、ゆっくりめのペースで公園内を走るというのが基本的な内容。
10時~12時までの2時間で、パークランニングを少ししては止まってランニングレッスンという構成にされていました。
ランニングレッスンの内容は、坂道の走り方、アンクルホップ(脚を深く曲げずに飛び跳ねる)、丸太越えなどがあり、最後は4チームに分かれてスキップ&サイドステップでリレー競走。ランニング初心者向けのライトなイベントでしたが、結構楽しかったです。

サイト:PARK RUNNING RALLY


あと、このイベントではサロモンのシューズとスントのお試しレンタルをやっていまして、私も当然ながら試してみました。

SALOMON XR クロスマックス ガイダンス

20110508_parkrunning_2.JPG

ロードからトレイルまで走れる軽量シューズということですが、ロードで走るにはやや重い感じはします。トレイル用シューズでもアディダスのAdizero XTの方がもっと軽いですし。
足のホールド感はしっかりしているので、路面が比較的安定しているような場所を走るレースなんかだと合っている気はしました。サロモンのシューズは紐を締め直しやすいので、長距離のハセツネCUPなんかにもいいかと。

サイト:SALOMON XR クロスマックス ガイダンス

SUNTO M4

20110508_parkrunning_3.JPG

心拍計測ベルトともに使ってみました。
いつも心拍数とか考えずに走っていますが、先日のアシックスランニングラボでも心拍数で負荷などを見ながら走るのがよいようだったので、心拍数を計測できるツールは検討中です。
このスントのものは使い方も簡単そうでしたが、機能的に心拍数計測&PC連携というだけなので、どうせならペース計測もできるガーミンを買った方がいいかな。
ちなみにこのPARK RUNNINGでの心拍数は最大135ぐらいでした。

サイト:SUNTO M4 ターコイズ


 

先日、アシックス東京のランニングラボで受けてきたランニング能力測定の結果(PDF)ができたということで、早速ダウンロードして確認しました。

このPDFは表紙も含めて15ページ、パワーポイントをPDFに変換したファイルです。
全体の主な構成は、以下の通り。
1.測定内容
2.測定結果まとめ
3.測定データ:(1)足型測定
3.測定データ:(2)下肢アライメント測定
3.測定データ:(3)体組成測定
3.測定データ:(4)筋力測定
3.測定データ:(5)ランニングフォーム測定
3.測定データ:(6)全身持久力測定
4.トレーニングの指針(1)~(3)

測定データ(1)~(3)は静的なものなので簡単に書いておきます。

(1)足型測定
足の形を3次元計測機で立体的に計測するというもので、足長、足囲、かかと幅、アーチ高などを計測してくれます。
私は各項目についてほぼ標準でしたが、足がやや細めだということでした。左右の違いについては、左足のサイズの方がやや大きめです。
この計測はアディダスなど、他メーカーの原宿店などでも計測してくれるものです。
私は以前の計測でほぼ同様の結果を得ていたので、大きめの左足でのフィット感を重視してシューズを購入するようにしています。

(2)下肢アライメント測定
股関節の柔軟性、足関節の柔軟性、下肢アライメント(骨の配列)、いずれも標準域に入っていました。
測定方法は、脚(足)の各ポイントにシールを貼って、スタッフの方が曲げたり自分で曲げたりして、どの程度動くかを計測するというものでした。
以前はもっと柔軟性はあったのですが、今はストレッチもしないので身体が堅くなって普通の柔軟性になっています。

(3)体組成測定
筋肉量、脂肪量、骨量などを測定するというもので、スポーツクラブなどでも有料サービスとしてよく行われている測定です。
私はこの春は体重が増えていて、この時は59.4kg(秋は55kgぐらいでした)あったのですが、体脂肪率は8.3%でランナー向き、基礎代謝量は1481kcalで非常に燃えやすいとのことでした。
取りあえず、摂取カロリーを減らせば無理なくダイエットできそうではあります。

(4)筋力測定
必死に頑張っている写真が貼られていますw
膝を曲げる力と伸ばす力を測定するというもので、同じ性別のランナーと比較した数値を基準に判定されます。
10段階(10が最高)で、私は膝を伸ばす力が右10/左10でともに最大スコアだったのですが、膝を曲げる力が右7/左5で比較的低い。一般的に曲げる力の方が弱いのは普通で、伸ばす力の50~65%が標準的な値ということですが、私は右47%/左42%となっていて50%を切っているので、筋力の強化が必要ということでした。
曲げる力(ハムストリング)の強化、なかなか難しそうです。

20110506_asicslabo_1.jpg

(5)ランニングフォーム測定
トレッドミルで走っているフォームをチェックしてくれるというものです。
ピッチとストライドの関係、前・横・後方足部アップ・上からの映像をもとにフォームの特徴と問題点が記載されています。
ピッチがやや多くて、身長当たりのストライドは標準的な、ピッチ型の傾向とのこと。速度はストライドで調整していると。
フォームは腿の引き上げがやや小さく、脚が後方に流れ気味、腕を抱え込んでいて肩を振っているといる。測定後にフォームがやや小さいと言われたのですが、それを詳しく分析されたというところ。
着地は前足部~外側全体、足先と膝が外側を向く傾向があってオーバープロネーション、これも測定後に指摘された点です。
以前はもっと足先が外を向いていたので、いくらかマシになっているとは思うのですが、なかなか治りませんね。

20110506_asicslabo_2.jpg

(6)全身持久力測定
トレッドミルでは時速10kmから始めて1分毎に時速0.5kmずつ上げ、最後は時速18.5kmまで走ったのですが、それで測定された呼吸循環系能力の結果です。
AT(無酸素性作業閾値)ペース:時速14.5km(キロ4分8秒)、心拍数173/分
 ※有酸素運動から無酸素運動にシフトする閾値、エネルギーがもてばいつまで続けられる値
RCTペース(呼吸性代償閾値)ペース:時速16.25km(キロ3分41秒)、心拍数182/分
 ※ATペースを越えてキツいと感じだす値
ATペースでフルマラソンを、RCTペースでハーフマラソンを走れるそうです、筋持久力が持てば。
ということで、呼吸循環系能力から見たタイム予測は、
フルマラソン:2時間57分
ハーフマラソン:1時間20分

となりましたが、全然無理なので、筋持久力をもっともっと鍛えねばならんということですね。

20110506_asicslabo_3.jpg

トレーニングの指針など

最後にトレーニング方法のアドバイスや、フォームの改善などが記載されています。
トレーニングについては、基本的に週1回でキロ5分で25キロほど、レース前などは週2回で長めと短めの距離、というような内容を伝えましたが、やはり頻度が不足していて余裕のあるペースに偏っているとのことでした。
詳しくは省きますが、RCTペース、ATペース、より遅いペースの3つを組み込むことが大切だと。測定前はそんな速いペースで走れるとも思っていませんでしたが、とにかくもっとペースと頻度は上げる必要があるようです。そうすれば、サブスリーを達成できるかも、ということで。

フォームについては、軽快なピッチでリズム良く走られているということですが、以下の2点を改善した方がよいと。
1.脚が後方へ流れ気味
 →蹴る意識を捨てて骨盤の回転で脚を前へ振り出し、その上に腰を乗せる
2.腕の振りがやや小さい
 →肩甲骨を使って肘からリラックスして引くように、大きな振りにして脚と連動させる
要はフォームが小さいということで、ウインドスプリントを練習に取り入れましょうということでした。
これはビブラムを履きだしてから、足元に気をつけて慎重に走っているうちにフォームが小さくなったという面もあると思うのですが、ビブラムを履いたときでも大きなフォームは意識するようにしたいと思います。

以上、なかなか自分では分からないような内容で、非常に有意義な測定でした。
これからしばらくはトレイルのシーズンとなりますが、来シーズンの平地の大会に向けての指針が分かりましたので、各課題点を意識しながらトレーニングしてみたいと思います。
ちょっと高いサービスですが、やはりやってみる価値あり、オススメです。

日時:2011年4月30日(土) 4時30分スタート(制限時間14時間30分)
距離:ウルトラマラソン112km
記録:12時間28分9秒
 通過タイム(ランネットの速報記録より)
   10K 00:50:14
   50K 04:38:47
   100K 10:49:46
   110K 12:18:54
天候:晴れ

宿での朝食を3時頃に食べ、3時半には会場への送迎バスが来る・・・はずが、バスが来たのは4時。会場へ行って荷物を預け、スタートラインに着いたのはスタートの5分前でした。

バタバタしたせいもあり、前夜にゼリーの Power Bar を詰めたボトルをバッグに入れたまま忘れてきたことが分かり、なんだかイヤな感じ。私は大会では、いつもゼリーを栄養源に走っているので。
とはいえ、薄暗い中で遠くに富士山が見え、緊張が高まってきます。
そしてここでも猫ひろし、何を言っていたか忘れましたが、みんなで「ニャー」などやってスタートです。

20110430_fujigoko_06.JPG

初ウルトラでどんなウェアで走ろうかと思いましたが、早朝で寒いと聞いていたので私はウィンドブレーカーを着てスタート。
インナーに(というか、ウィンドブレーカーを脱ぎ捨てた後の本来のウェアとして)ファイントラックのフラッドラッシュパワーメッシュラミースピンという格好。ファイントラックを着るのは初めてなのですが、汗をかくときによさそうなので買ってみました。下はCWXのロングタイツ・レボリューションパタゴニアのパンツ、キャップはアウトドアリサーチ、全体的にトレランというか、アウトドア志向な感じ。シューズはミズノのウエーブエアロ9です。
走り始めるとそれほど寒さは感じませんでしたが、風が吹いていたりするとなかなか厳しい。これは太陽が上がってからもそうで、上着を着て走り始めて途中で脱ぐよりは、長袖で速乾性のものをずっと着たままにした方がよいように思いました。

ペースについて初ウルトラでよく分からないので、とりあえずスタート後は周りに合わせて走りながらキロ6分ぐらいで行けるだけ行って、ペースが落ちてからもある程度は貯金があるようにしておく作戦でした。
しかし、ストップウォッチを起動するのを忘れてスタートしたことに2.5km地点で気づき(距離表示板は2.5kmごとにあります)、それから計測し始めて5km地点でタイムを見ると、キロ5分で走っていることが判明。これは速すぎる・・・。まぁ、でもこれで行ってしまおうとこのままのペースをキープすることにしました。

ちなみに、このチャレンジ富士五湖ですが、特に交通規制もされていないので、赤信号では普通に待ちます。
信号無視をしないようにスタッフが監視しているような交差点は10箇所ぐらいだったように思いますが、最初はこのタイムロスがえらく気になりました。十字交差点の右折とかだと、直進する信号で待って、渡ったら右へ行く信号でさらに待つ、なんて場所もあったりしましたので。
まぁ、しかし、全体として見ればたいしたことではないということはだんだん分かってきます。どうせエイドなどで休むことになるのですから。

20110430_fujigoko_07.JPG

どこが何キロ地点なのかはっきりと分かりませんが、以下、コース順に追っていきます。

まず最初の湖は山中湖。一周しますが、15~25km地点ぐらいでしょうか。
風があるので、湖面に映る逆さ富士もブレていました。(こんな写真を撮っている間にも抜かれていくのですが、これもウルトラなら気にすることもありません。)

20110430_fujigoko_08.JPG

20110430_fujigoko_09.JPG

ここまで走ってきて、なんだか朝食がいつまでも消化できないままで、水もお腹にたまっている感じに。
消化できないとエネルギーにもならないので、なんかヤバイなと思いましたが、単にウエストポーチのベルトを締めすぎているだけだったようで、ユルめたら大丈夫になりました。空腹時に走ったときの長さのままにしていたようです。

山中湖を過ぎてしばらく行ったところで、上着の脱ぎ捨てができるエイドへ。上着を渡すと、ゼッケン番号を袋に書いて入れて預かってくれます。
だいたいこのあたりまではキロ5分ペースで来ていましたが、途中でトイレに行ったりして休んだこともあり、ここからややペースダウン。でもまだキロ5分半ぐらいだったように思います。

そして次の湖、河口湖へ。橋を渡ってから半周して西湖へ向かうのですが、河口湖はだいたい40~50km地点ぐらい(サラッと書いてますが、すでにフルマラソンの距離を走っています)。このあたりではキロ6分~6分半ぐらいだったでしょうか。
朝9時頃で空も晴れ渡っているので、富士山もきれいに見えました。

20110430_fujigoko_10.JPG

20110430_fujigoko_11.JPG

河口湖と西湖の間の西浜小学校、51.6km地点。ここが最初の着替え可能なエイドです。この手前の登り坂が結構キツかった。
エイドにはゼッケン番号順に預けた荷物が並べられていて、ランナーのゼッケン番号を見て荷物を持ってきてくれます。ここでは特に着替えはしないのですが、しばしストレッチし、荷物の中に念のため入れておいたゼリーを2つ持ち、重い腰を持ち上げてまた出発。
結局、ここでは5分ぐらい休んだでしょうか。まだ距離は半分以上残っていますが。

20110430_fujigoko_12.JPG

西浜小学校を過ぎると、次は西湖です。これも半周で湖の片側だけ(帰りに反対岸を走る)で、だいたい55~60km地点ぐらい。このあたりは桜がきれいでした。

20110430_fujigoko_13.JPG

ここまで来てかなりツラくなって距離もとても長く感じるようになってきていたので、富士五湖でランニング中に気を紛らすためにとiPhoneに入れてきた落語を聞くことに。
しかし・・・まず風があるとゴーゴーと風の音が鳴って聞き取りにくく、交通量が多いところでは車の音でまた聞こえにくい、そして何よりも・・・走るのが厳しくなってくると落語に集中できず、気がつくと話が進んでしまっているという有様。落語を聞きながら走るというのは大失敗でした。いい考えだと思ったのですが。

西湖を過ぎると次は精進湖、65km地点ぐらいです。これは小さな湖ですぐに通り過ぎます。とはいえ、距離を長く感じるので、そんなにスグでもなかったりはしますが。

20110430_fujigoko_14.JPG

そして69.8km地点、本栖湖が2番目の着替えエイドです。
ここは結構広いエイドで食べ物も豊富にあり、カステラやヴァームのゼリードリンクなどもありました。
112kmコースの場合は本栖湖を一周して戻ってきたときにもう一度このエイドを通るので、着替えについては一周した後でもOKです(ただし、ここの関門制限の14:30まで)。私はPowerBar入りボトルを荷物に入れていたので、先にピックアップしました。
ウェアについては、ここまで着てきたファイントラックのラミースピンに替えて、FCバルセロナのユニフォームにチェンジ。ファイントラックは汗をかいても着心地よく、このままでもよかったのですが、ゴールするときにはバルサのユニを着ていたかったので。

20110430_fujigoko_15.JPG

で、112kmコースと100kmコースの差である本栖湖一周へ向かいます。
本栖湖が視界に入るとすぐに向こう岸の方まで見えるのですが、これがえらく大きい。こんなのを一周するのかと思うと、気が滅入ります。
しかもこのあたりではさらに人もバラけるので、コースに見える人もまばら。まぁ、車も少ないので走りやすくはあるのですが、どうも寂しい雰囲気でした。エイドも小さなものが一つあるだけですし。
ペース的には、このあたりからはキロ7~8分の間を行ったり来たりといった感じでした。下りが多くなったり、復調したりしたらちょっとペースが上がり、苦しくなってきたらまたペースが落ちるということの繰り返し。
富士山にも雲がかかるなど、雲が少し出てきていて、ここでは風がかなり強かったのも厳しかったです。
iPhoneは落語を聞くのはやめて、大会などでいつも聞いているハイテンポな曲のプレイリストに切り替えました。こちらの方がまだ気が紛れます。まわりに人がいないと大声で歌ったりもできますし。

20110430_fujigoko_16.JPG

20110430_fujigoko_17.JPG

そして本栖湖一周を終え、今度は81.6km地点となる先程のエイドへ戻ってきます。この時間になると100kmコースや72kmコースのランナーがかなり増えていて、休んでいる人も多く賑やかな雰囲気になっていました。
ただ、あまり休んでも動き出しがツラくなるだけだなと思うようになったので、いくつか食べ物をつまんでストレッチをし、すぐに出発しました。

この本栖湖のエイドは100kmコースと72kmコースでは折り返し地点になっていて、ここから後は向かってくるランナーとスレ違うようになります。
コースは歩道を通るので狭く、前のランナーをなかなか追い抜きにくい。まぁ、私もペースは落ちていますが、もっとペースが落ちている人もたくさんいますから。本栖湖から精進湖まで5kmぐらいはそんな状況が続きます。

20110430_fujigoko_18.JPG

ここまで長距離を走ってきて、足裏に異変が発生。
歩道などのデコボコが多いところを走っているせいか、シューズが馴染んでいないせいか、あるいは単に長距離だからか、明らかに足裏にマメができたような感触があり、凹凸があるところを走ると痛みがするようになってきました。さらに左足の中指が死んでいるような感触も。
シューズがユルんできているんだなと思い、しっかり締めなおしたらマシになりましたが、着替えエイドなどで休憩中にしっかり締めておくんだった(ちなみにゴール後には足はマメだらけになっていました)。

あと、この後には、うどんエイドもあります。行きと戻りで2回通るのですが、2回とも食べました。
走る前はうどんなんて食べるかなと思っていましたが、ずっと走っているとゼリーではない固形物も欲しくなるもんなんですね。ほとんどみんな止まって食べていましたね。

20110430_fujigoko_19.JPG

折り返しの後はもうどこが何湖だとかはどうでもよく、ただ耐えて走り続けるのみ。しかし、次の距離表示板が見える2.5kmというのが非常に長く、いつまでもゴールまでの距離が縮まらないようにさえ感じられるほどでした。それでも、必ずゴールには近付いているんだと自分に言い聞かせ・・・。
このあたりでもまだキロ7~8分だったように思います。100km地点通過タイムはだいたい11時間をちょっと切るぐらい(ちゃんと計測していないので曖昧です)でしょうか。

そして最後、残り5kmのところからの坂がキツかった。
コース高低図の最後に急な上りが書かれているのですが、実際は2kmほど登り坂が続くというコースになっていて、長距離を走ってきた身体には厳しすぎます。
坂の最初はまだ走れていましたが、徐々に疲れてきて歩いているスピードと変わらなくなってしまったので、途中からは歩いてしまいました。まぁ、そうやって坂を上がった分、最後の2kmは下りになって走れたのでよかったと言えなくもないのですが。

そして、ついに、ついに、ゴール。
距離は112km、時間は12時間28分ほど、まさに長旅でした。
途中で「まだまだ長いから楽しんで走ってね」など声援を受けたりしたのですが、疲れ果てているのにまだまだ長いなんて楽しめるもんじゃないぞと思っていました。しかし、ゴール前は自然と笑顔が出てきました、やっぱり楽しんでいたのだろうか?

20110430_fujigoko_20.JPG

ゴールしてみると、終盤の42kmを走っただけ(それでもフルの距離です!)なのに、バルサのユニは汗の塩で白くなり、本当にキツかったんだなと改めて実感。ゆっくりめではあっても必死の走り、こういうときには汗は大量にかくもんなんですね。長時間走っているので汗がどんどん乾いているということもあるのでしょうけど。
ちなみに、本栖湖エイドで脱いだファイントラックのウェアは長距離を走った後でもサッパリしていたので、暑いときのランにはいいと思いました。サッカーのレプリカユニはこういうロングランには適しません!

レース概要・コース:
富士五湖(山中湖・河口湖・西湖・精進湖・本栖湖)をたどって走るウルトラマラソン。
20110430_fujigoko_map.jpg
 

完走賞:完走メダル
フィニッシュ後に完走メダルをかけてもらいました。
湘南国際マラソンのときは特にいらないなと思いましたが、今回はもらえて嬉しかった。本当に苦しかったので。
デザイン的にもナイスです。

20110430_fujigoko_21.jpg

参加賞:バスタオル
実用的なバスタオルです。レース後のシャワー室で使っている人が多かった。
でも、売り切れとなっていたTシャツの方を参加賞にしてもらいたかった。欲しいと思わせるようなものだったので。

20110430_fujigoko_22.JPG

サイト:チャレンジ富士五湖


 

初のチャレンジとなるウルトラマラソン。
チャレンジ富士五湖には、112km、100km、72kmの3つのコースがあるのですが、私がエントリーしたのは最長112kmのコース。
基本的に私はステップを踏んで行くタイプではなく、ダメでも厳しいものをやってみたいタイプなので。

このチャレンジ富士五湖は朝のスタートなので、前泊が前提。というか、フルマラソンはどれでも前泊が前提でしょうね。制限時間も長いのですから。

前日の金曜日に大会オフィシャルツアーのバスで新宿から受付会場へ。ゴールデンウィーク初日ということで、道はかなり渋滞していました。
初めての参加なので、受付会場で行われる選手説明会で説明を聞きたかったのですが、到着したのはもう説明会が終わった後でした・・・。

受付会場は協賛ブースがいくつかあり、それなりに賑わっていました。

20110430_fujigoko_01.JPG

受付を済ませるとゼッケンなどと一緒に着替えポイントに置く荷物入れをもらえるので、それに番号を書きます。
着替えポイントは2箇所あり、Aが西浜小学校、Bが本栖湖県営駐車場。実際に荷物を預けるのは明日のスタート前です。

20110430_fujigoko_02.JPG

大会の記念Tシャツの販売について、郵送されてきた参加案内の中に入っていたのですが、買おうと行ってみると残っているサイズはSのみ。
いつもなら買いませんが、こういう大会のTシャツにしては珍しく欲しいようなものだったので、残念です。
かわりというワケではありませんが、記録タイム入りのストラップというものを受付していたので、それだけ申し込んでおきました。

20110430_fujigoko_03.JPG

受付を済ませた後は、17時からの前夜祭パーティへ。
かなり広い会場で、ボランティアの方を含め200~300名ぐらいは入っていたのではないでしょうか。
2週ほど前に知り合ったスカイホイールの皆さんとご一緒し、なかなか楽しめました。
食事は以下のようなもので、走る前日にしてはかなり油っこくガッツリ系です。

20110430_fujigoko_04.JPG

パーティの内容はこれまでの優勝選手のインタビューや、ゲストランナーのワイナイナと猫ひろしのチャリティーオークションなど。猫ひろしはたまに「ニャー」とギャグをやっているだけのような感じなのですが、こういうパーティの中ではえらくハマってウケていました。

20110430_fujigoko_05.JPG

ビールを3~4杯ほど飲んで軽く酔いが回り、大丈夫かいなと思いつつ、パーティはお開き。

オフィシャルツアーの民宿に行くと、相部屋の方が何度も富士五湖ウルトラに出ているということだったので、いろいろ聞いて参考になりました。
お風呂に入って、明日の用意をして早めの就寝です。
ビールとお風呂で身体が温まっているせいか、いつもより早い時間でもすぐに寝入ってしまいました。


 

Twitter

AD

MIZUNO SHOP ミズノ公式オンラインショップ

【CW-X REVOLUTIONモデル】軽くてはきやすく、動きやすいサポートギア!

ASICS FAMILY CLUB  アシックスファミリークラブ

大塚製薬の通販【オオツカ・プラスワン】

クロックス オンラインショップ

GoogleAdSense

JogNote

にほんブログ村

にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ

BlogRanking

OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 5.031

2015年3月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

アーカイブ

zenback

このアーカイブについて

このページには、2011年5月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2011年4月です。

次のアーカイブは2011年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。