2010年12月アーカイブ

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シンポジウム「森を走ろう」~トレイルランニングの現状と課題
日時:2010年12月26日(日) 10:00~15:30
場所:立正大学大崎校舎
主催:日本オリエンテーリング協会(JOA)・ランニング学会
後援:日本山岳協会
協力:立正大学・日本アドベンチャーレース協会

日本オリエンテーリング協会とランニング学会が主催する、トレイルランニングのシンポジウムへ行ってきましたので、そのレポートを書いておきます。
会場は大崎駅近くの立正大学の教室。ランニングとは関係ありませんが、先日、サッカー検定を受けに来た場所です。

来場者は百数十名ほどでしょうか。
トレイルランナー、登山者、オリエンテーリング競技者、ランニング系のイベントを運営をされている方など、様々な方が来場しているようでした。後援が日本山岳協会、協力が日本アドベンチャーレース協会であるなどしており、告知がそもそもそれらの団体中心だったためではないかと思います。
このイベントに関連する団体名の中に「日本トレイルランニング協会」の名前がないのですが・・・まだ設立されたばかりで力がないということなのでしょうか?帰ってからこのことに気がついたので聞けませんでしたが、少なくとも絡みは少ないのでしょう。

イベントは2部構成となっていましたので、その内容を簡単にまとめます。

第1部:シンポジウム

●基調講演:村越真(JOA専務理事)「アウトドアスポーツの歴史に学ぶ」

 内容:以下の3つのポイントについて問題提起

  1. 地域・環境への影響
    ・登山道の荒廃(トレイルの複線化、土壌硬度の変化など)
    ・トレイルランニングの大会による登山道の荒廃の影響については、2,000人規模の大会では重大な影響は見られない
    ・環境配慮の意識としては、トレイルランナーも登山者も大きな違いはない
    ・意図的なゴミ放置はマレである
  2. 異なる活動者との摩擦
    ・MTBが高尾から締め出される、フリークライミングが排便処理で問題になったなど事例
    ・登山者とトレイルランナーの摩擦が言われるが、登山者同士でも同様に摩擦はあり、特別なことではない
    ・トレランはMTBのように排除されないように気をつけなければいけない
  3. 安全への配慮
    ・登山者とトレイルランナーの安全配慮への意識の差は大きい(携行物や危険回避など)

●パネルディスカッション

 コーディネーター:山西哲郎(立正大学教授、JOA会長)
 パネリスト:鏑木毅、田中正人、杉本憲昭、番場洋子

 まず最初にパネリストがそれぞれ15~20分程度でトレイルランニングの課題などについて話し、最後にパネルディスカッションという形式。それぞれの講演内容は以下の通り。

  1. 杉本憲昭(神奈川県山岳連盟副会長)
    ※NPO北丹沢山岳センター理事長、北丹沢耐久レースなど5つのレースを主催し、山小屋などを運営
    ・丹沢については、表丹沢以外はほとんど人が来なくて営業にならず、ゴーストタウン化している。
    ・登山人口も減り、このままだと荒廃していくので、トレランのレースをきっかけに山の再生、地域振興を図ろうとしている。
    ・トレランの憲法のようなものを作りたい(マナーなどのルール作り)。
    ・参考として、陣馬山トレイルについての県のアンケート結果(レース当日に一般登山客に対して調査)を発表。
      >レースを知っていればコースを変更したか(Yes50%、No50%)
      >トレランレースについて→実施を推奨する(60%)、条件付きで推奨する(30%)となり、多くの登山客はトレランのレースに好意的である。尚、他のレースでの調査でも同様の結果であるとのこと。
  2. 鏑木毅(トレイルランナー)
    ・登山は"being"、ランニングは"doing"、それらを足したものがトレラン。
    ・トレランを機に、自然環境保護の意識を高めてもらいたい。
    ・自分が主催した神流トレランのように何もないところでできるのがトレランの大会。限界集落の活性化、昔あった道の再生なども図れる。
    ・ファストトレッキングなど、登山とトレランの間のアウトドアスポーツに広げるのもいい。
  3. 田中正人(アドベンチャーレーサー)
    ・アウトドアスポーツで、人間のちっぽけさ、自然の中での関わりに気付いた。大事なことは、
      1.死なないこと、2.自然環境を守る、3.他者との関わり
    ・自然の保全と活用について、トレランは問題があると聞くが、環境省の役人でもどこに線引きをするのか持ってない。
    ・トレランは初心者も多く入ってくるので、マナー・自己責任・ケガの危険性など、多くの人に伝えることができる。
  4. 番場洋子(オリエンテーリング競技者)
    ・私にとってのトレランの魅力はレクリエーションと練習。
    ・ランニングに比べて手軽さがなく、手頃な短いコースがなく初心者も誘いにくい。
    ・平らで走りやすい林として、オリエンテーリングのテレインの常設コースなど利用すればいい。

 上記の各講演の後のパネルディスカッションの内容
 (誰かがテーマを出して、他のパネラーが意見を述べていく形式)

  1. 初心者向けの距離の短い大会が少ないが、デメリットがあるのか(番場)
    ・初心者向けは人が集まらない。(杉本)
    ・里山を活用した初心者向けの大会などあってもいい。(鏑木)
    ・「ロング化」がトレランがブームで終わらないポイント。競技が旅になり、地域との関係も生まれる。(田中)
    ・ロマンもいいが短いのも必要なので、私は9kmで1500円の大会など実施している。(村越)
  2. 登山人口は約10万人、あと5~10年でさらに減って組織が壊滅するかも。トレランをきっかけに再生したい。(杉本)
    ・スタイルが多様化している、山岳関係者もその対応が必要。(田中)
    ・山へ行く人が少なくなるのは文化的に問題があり、トレランなどで若い人が山を知るのは文化の継承としても意味がある。(鏑木)
  3. レースの課題は?なぜただの「トレラン」ではなく「レース」の必要があるのか?(来場者からの質問)
    ・組織のルール伝達のために意味がある。集合体として伝える必要性がある。(杉本)
    ・レースはハレの場であり、モチベーションの場として活用していきたい。マナーなど伝えることもできる。(鏑木)
    ・たくさんの人が走ることの問題点はよく聞く。色々な人が主催している状況だが、上信越では以前に指針が作られ、それを作った人が今は中央へ行っているため、今後は規定ができるのでは?これらに意見にするには、組織で対応する必要がある。レース主催者の組織がいいのかどうかは分からないが。(田中)
    ・トレランとレースの二分ではなく、多様な関わりをすべき。(村越)
    ・私は一人の方が楽しいが、レースは入口としては必要。東京マラソンのように。(番場)

【第2部:分科会】

 以下の4つの分科会に分かれました。
  a:ランナーのための森の走り方
  b:ナヴィゲーションスポーツの魅力
  c:森の中のイベントの作り方
  d:地域・環境とランニング・スポーツ

 私はイベントとしてどのような視点で作られているかなどに興味があったので、「分科会c:森の中のイベントの作り方」へ参加しました。司会の村越真がアウトドアスポーツの定義(自然、専用施設なし等)をした後、話題提供者2名がどのようにイベントを作っているかを話す形式です。

  1. 話題提供者1:木村佳司(長野で多くのオリエンテーリングイベントを主催)
    ・「自分が楽しいと思えることはみんなも楽しい」をモットーに、オリエンテーリングやロゲイニングのイベントを数多くプロデュースしている。
    ・規模は1000名ものから50名程度のものまで様々だが、それぞれに特徴をもたせるようにしている。
      例:御柱祭とタイミングを合わせる、避暑地、コースを毎年広げる、最高所、最長距離、最大規模、など。
    ・協力者が求めるものは、地場活性化、集客、利用実績など様々だが、それをヒアリングし、プランニングにつなげて実行する。小規模からまず始めてみる。
  2. 話題提供者2:斉藤翔太(日本学生オリエンテーリング幹事長)
    ・大学サークル主催大会として毎年行われている東大OLK大会を事例に説明。
    ・1年前から準備し、地元との渉外、公民館などを借りて10数名で泊まり込んでの数回の調査などを経て実施。
    ・オリエンテーリングの参加者(サークル加入者)が減ってきているのは課題。
  3. 村越真(JOA専務理事)※司会ですが自身もイベント実施しているので事例紹介
    ・有度山トレイル三昧を例に説明、自分の近くにいいコースがあるのを見つけて実施した。

以下は会場からの質問

  1. メディアにもっと載ればいいと思うが、その対応は?
    ・対応する人が必要という問題がある、パートナー(ショップや団体等)がいれば任せる。メディア対応は手間がかかり、効果は薄い。役所の記者クラブへの投げ込みは有効。(木村)
    ・トレランは専門性が高く、山を走るのは変わり者という意識が一般にはあり、取り上げられにくい。(来場者のPR会社の人の話)
  2. 横のつながりなどやらないのか?読図などできると楽しみが広がる。
    ・読図のセミナー的なことはよくやっている(村越)
  3. イベントの準備期間、マニュアル有無、地元の人の参加の工夫について
    ・2~3ヶ月で準備、マニュアルはない(地図作成などのノウハウはマニュアル化できない)、地域振興はパートナーにまかせている(アスリート向けと地域向けは分けている)
    ・1年間で準備、マニュアルは前年のものなどを引き継いでいく
    ・スタート期間は分からないが直前の準備は3~5ヶ月、マニュアルは協力者向けにはある、地元の人の参加は期待していない(もともと競技人口が少ないから)

  最後にアドベンチャー・ディバズの宣伝を担当する人がPRし、女性を集めるためにどうすればいいかなど逆に質問されていました。

以上、トレラン(レース)やオリエンテーリング開会の実情など、色々聞くことができて有意義なイベントでした。
私が意外に思ったのは、オリエンテーリングなどトレランとあまり関係なさそうな参加者が多かったことなのですが、アウトドアで競争するというスタイルが同じであり、どちらかを入口にして、別の競技へ広がっていくことも多いようです。私はマラソンの練習がてらトレランをやってみたら面白くて、トレランが主になりつつあるという流れですが、今はロゲイニングにも興味はありますので、そうやって広がっていくものなのでしょう。
トレランは今はマラソンブームのネクストステップということでブームになっていますが、オリエンテーリング、登山といった団体は、このトレランのブームに期待している部分がかなり高いのだなと思いました。これをもって「トレランの可能性」というタイトルがつけられたような気がします。
ただ、ロードのランニング→トレラン→オリエンテーリング or 登山 、という順でマニアックになっていくものなので、実際のところはせいぜいトレラン止まりが大半なのではないでしょうか。手軽さも薄れてきますからね。今のところは、トレランの大会などではあまり他競技のチラシなども見ないので、少なくともトレラン及びランニング関連の大会やメディアでもっと告知する必要はあるでしょう。
トレランの大会自体については、自然環境へのダメージも大きくはないようで、ランナーの意識やマナーも登山者と大きな違いはなく、問題があると言われている割には実情はそれほどでもないようで、山を大勢のランナーが走るということでイメージ的に悪く思われているようです。ランニングと比べれば一般的ではなく、特殊な人がやるスポーツという意識があるので、余計にそう思われるのでしょう。
もっと手軽にできるようにする、少なくともランナーには一般的なものとして広める、そういった普及活動が必要ではないかと思います。とはいえ、トレイルランナーとしては、参加者が増えすぎるとレースのキャパ的に(参加者数やコースの渋滞など)厳しいものがありますが。

関連リンク:
日本オリエンテーリング協会
ランニング学会
日本山岳協会
日本アドベンチャーレース協会

今回のイベントは関係ありませんが、以下もリンクを貼っておきます。
日本トレイルランニング協会
 

20101225_nissan.JPG

先日のmixiコミュ対抗駅伝で刺激を受けたこともあり、日産スタジアムのトラック個人利用日に久々にインターバル練習でもしようかと行ってきました。
リンク:日産スタジアム トラック個人利用

クリスマスということもあってか走っている人はかなり少なく、部活で2グループほどいる他は、個人で走っている人は一人だけ。
とても閑散とした雰囲気でした。こう人が少ないと、どうもやる気が出ない・・・。

とりあえず走ろうとしたものの、腕時計を持ってくるのを忘れたことに気づく。
やむを得ずアバウトな時間しか分からないけどスタジアムの時計を見るかと思ったものの、ビジョンごと取り外されていてスタジアムの時計もなし。

そこで思いだしたのが、iPhoneアプリのRunkeeperのInterval機能。
これは距離か時間の繰り返しなどを予め設定しておくと、その距離や時間ごとにアナウンスでお知らせしてくれるという便利な機能です。

日産スタジアム内だと距離はかなり怪しいので、時間設定をすることにし、4分FAST→1分SLOWを5回繰り返す設定でまずは走ってみました。
スタートすると「4 minuits, fast」というアナウンスが入り、まずは最初のスピード走。
そして4分たつと「1 minuits, slow」というアナウンスが入り、スローに落とします。
これを繰り返すワケですが、ちょっとスローが1分という設定が短すぎたようでリカバリーしきれず、さらにスタジアム内でもそこそこ風があって日陰は寒く、体調もイマイチで調子が出ない・・・ということで、5回繰り返した時点でもう今日は終了。
1km×10本ぐらいはやろうかと思っていたのですが、まるで気分がのりませんでした。

iPhoneアプリ:Runkeeper

下はトレーニング結果のペース推移の画面なのですが、インターバルをしたというのにバラバラ。
それもそのはず、下のルートマップで見るとトラックの周回ではなく、メチャクチャな走り方をしていることになっていますから、距離がまともに計測できているはずがありません。

20101225_nissan_runkeeper_1.png

20101225_nissan_runkeeper_2.png

スタジアム内なので上記のようになりましたが、とはいえ、タイムのアナウンスをメニュー通りにしてくれるだけでも十分に使えました。
本来的には、距離表示のない外のコースなどでもインターバル的な練習ができるというのが、この機能の優れている点になります。
 

20101223_mixiekiden.JPG

駒沢公園で行われた、mixiのランニング関連コミュニティの対抗駅伝に参加してきました。

昨年に走り始めてからはランニング関連のイベントになるべく行くようにしており、こういったmixiのコミュニティイベントはその中でも積極的に参加したいもののひとつ。とても速い人から走り始めたばかりの人まで幅広く、速い人と話して刺激をもらえる上に、共通の趣味を持つ仲間が広がり、マラソン大会後にはコミュの飲み会で大勢で盛り上がれるなど、私にとってはマラソンの楽しみが増した大きな要素にもなっています。

mixiにはランニング関連のコミュニティがたくさんありますが、今回は主要な5つのコミュニティが参加。私はmixiランナーズクラブというコミュから参加しましたが、いくつかのコミュニティにまたがって登録している人も多いので、他のコミュニティでもちょくちょく知っている方はいました。
参加者は各コミュニティ合わせて60人以上、スタート&ゴール地点の応援はかなり賑やかなものになりました。

イベントメニューとしては、以下の2つ。
・対抗駅伝・・・各コミュニティ内で4人ごとにチーム分け(2周→2周→1周→2周)
・親睦駅伝・・・コミュニティ関係なくシャッフルして4人ごとにチーム分け(1周×4)

駒沢公園の1周は2.1kmですが、これを 1 or 2周 して繋いでいくということになります。
駒沢公園は初めて走りましたが、ちゃんとランニングコースが作ってあり、100mごとに距離表示もあるのでとても走りやすかった。
(駅伝とは関係ありませんが、天気がよかったのにトレーニングルーム内のランニングマシンで走っている人が結構いたのですが、なぜ外で走らないのだろうか?)

基本的には遊びの駅伝なので、順位やタイムは気にせず楽しみましょう的なノリなのですが、それでも速い人はやはり速い。
結局のところ、遊びとはいっても競走なので、自分なりには頑張って走るようになってしまいます。まぁ、のんびり走るよりは頑張って走った方が面白いので、こうなるのは当然でしょう。それぞれの走力で、無理しすぎない程度に頑張る、という感じですね。

ちなみに私は2回とも第4走者のアンカーで、私が走るタイミングではもうバラけてしまっているのですが、それでも速い人にはあっという間に抜かれたりしてしまいました・・・。特にみんなが応援しているゴール地点で猛ダッシュでゴールする人とかのスピードは凄かった。私はトレラン系が好きになったこともあり、中距離走は苦手なのですが、もっとスピード練習もしなければと思いましたね。

終わった後は40名規模の大宴会。学生のコンパ気分で楽しめました。
皆さん、お疲れさまでした。


iPhoneアプリ:JogNote

タイムの参考にiPhoneアプリのJognoteを起動して走りましたが、以下のようになりました。
GPS精度はイマイチなので距離など正確ではありませんが、とりあえず計測では1キロ4分13秒。
10月に走った草加のハーフマラソンの平均ラップもほぼ変わらないので、距離が短くなっても速くは走れないということになりますか。

20101223_mixiekiden_jognote_1.png

1周目と2周目でズレていますが、同じコースなので単にGPSの精度の問題です。

20101223_mixiekiden_jognote_2.png

 

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日時:2010年12月19日(日) 9時45分スタート(制限時間4時間)
距離:ハーフマラソン
記録:1時間39分20秒(総合346位)
天候:晴れ

F1も開催されていた富士スピードウェイを走るハーフマラソン「富士マラソンフェスタ」に参加してきました。

もともとF1好きなので、サーキットコースを走る大会には是非とも出てみたいと思っていたワケでして、楽しみにしていた大会です。
写真を撮りながら、ファンランというモードなので、タイムはあまり気にせずで。
(というか、前日に酒を飲んでいたので、ペースアップすると気持ち悪くなって無理だったw)

シャトルバスで会場に行くと、到着場所はピット裏のあたり。
大会本部や受付などは、すべてピット裏にありました。レース観戦の場合はスタンドの裏から入ってくることになるので、いきなりピット裏に着くというのが既に新鮮。
そしてピットを抜けて、スターティンググリッド・・・ではなく、スタートラインに並びます。

スタートすると、1コーナーから2コーナー・・・と、実際のレースで使用するコースを走れるので、自分がF1カーになったかのような気分になります。自分の足で走っているので、車と違ってえらく遅いですがw
コース自体はとても広いので、一般道のマラソンのような渋滞はあまりありません。「あまり」というのは、みんなインコースの方に寄って走るので、インコース側はちょっと渋滞になっているから。インコースに固まっていくっていうのも、車のレースっぽくて面白かったりします。
尚、ホームストレートでは、カーレースの音がBGとしてかかっていて、サーキットの雰囲気を出していました。

サイトなどに載っていたコース概要などを見ると、高低差が約36mで結構あるということだったのですが、それほどでもないのでは?と気楽に考えていたところ、実際に走ってみると、思った以上に傾斜がキツかった。基本的に前半は下って、後半は上るというコースですが、2コーナーを過ぎた所から見たスタート地点はもう丘の上といった感じで、高低差図で想像するのと実際に目で見るのとでは大違いでした。
そんな起伏なので、後半の上り坂はどうしてもペースが落ちますし、結構キツい。歩いている人もたくさんいましたね。まぁ、別にタイムを求める大会でもないので、起伏があった方がかえって楽しくていいぐらいですけど。

この大会の特徴としてもうひとつ面白かったのは、ハーフマラソン以外にサーキット1周コースやサーキット2周コースがあること。
ハーフマラソンは最初の1周目は途中でショートカットして半分だけ走り、その後に4周、合計4周半走るということになっています。で、最後の4周目とかは普通ならバラけて人がかなり少なくなるはずですが、遅れてスタートする1周コースの人や2周コースの人が一緒になるので、最後の周が一番賑やかになります。ゼッケンも種目ごとに色違いになっているので、いろいろな色のゼッケンの人が混じって走るのが妙に楽しい。
タイムを求めようとすると混雑は邪魔にはなりますので、人それぞれでしょうが、ファンランとして考えるなら、最後まで人がいっぱいいて楽しく走れる雰囲気になっているなと思いましたね。

以下、途中で撮った写真を貼っておきます。撮影した周回がバラバラなので、人のバラつき加減もバラバラですが。
あと、iPhoneで撮ったので、逆光などになるとボロボロの画像ですが、ご容赦を。

第1コーナーを曲がった後、第2コーナーのところ。ここは結構急な下りです。
2010_fuji_sw_02.jpg

コカコーラコーナーを過ぎて100Rへ向かうあたり(逆光で写真がヒドい)。
2010_fuji_sw_03.jpg

100R。正面に富士山が見えてきます。
2010_fuji_sw_04.jpg

ヘアピンコーナーの入口。
2010_fuji_sw_05.jpg

ダンロップコーナーの手前。
2010_fuji_sw_07.jpg

ダンロップコーナーのシケインから先の方まで見た所。ここから上りが続きます。
2010_fuji_sw_08.jpg

プリウスコーナー、上りでカーブがバンクになっています。
2010_fuji_sw_09.jpg

最終コーナーのパナソニックコーナー。ここまで上りで、曲がり切るとフラットなホームストレート。
2010_fuji_sw_10.jpg

ホームストレートの直線。
2010_fuji_sw_11.jpg

ゴールラインのところにタイム表示がありました。
何キロなのか分からないので、あまり意味はない気がしますが、まぁ気分ですかね。
2010_fuji_sw_12.jpg

最後の周回になると、ピットレーンの方へ入ってフィニッシュ。
ホームストレートでフィニッシュの方が嬉しいのですが・・・。
2010_fuji_sw_13.jpg

参加賞:
鮮やかなブルーの長袖ランニングシャツが参加賞。
ランニングシャツとしてはあまり見ないタイプの生地で、サッカーなどのユニフォームのインナーに使うような、小さな穴のあいた通気性の高い柔らかい生地です。冬にこれだけ着るのは寒そうな気はしますが、いいものではあると思います。
2010_fuji_sw_14.JPG


iPhoneアプリ「jogboy」
サーキットのコース上に写真をプロットして確認したかったこともあり、今回はiPhoneアプリの「jogboy」を起動させて走りました。
(走行距離が20.83kmで、ハーフマラソンより短いのですが、これはスタート後の最初のコーナーで間違ってアプリを終了させてしまって再スタートしたためでして、今回のコース全体がこの距離ということではありません)

こちらはマップ画面。写真が撮った場所に配置された状態で見ることができます。
2010_fuji_sw_jogboy_1.png

こちらはペース表示の画面。写真を撮るたびに止まっていたので、ペースがメチャクチャ乱れていますw
ちなみに、走りながら撮るとブレるので、基本的にはちゃんと止まって撮っています。
2010_fuji_sw_jogboy_2.png

尚、このjogboyですが、10月に山手線一周ランで試したときより大幅にバージョンアップされていますので、また改めてレビューをアップするようにします。

レース概要・コース:
富士スピードウェイの周回コースを4周半。
約36mの高低差があり、起伏のあるコース。

2010_fuji_sw_map.jpg

アクセス:
サーキットコースなので、駐車場は広々としていました。
公共交通の場合は、JR御殿場駅からシャトルバスあり(片道610円)。
私はシャトルバスで行きましたが、往路は20分程、復路は渋滞で50分程かかりました。復路は座れず、長時間立ちっぱなしだったのでツラかった。
尚、JR御殿場線は本数が少なく、帰りは御殿場駅についてから50分も待つハメになりました。公共交通だととてもアクセスが悪いです。

サイト:
富士マラソンフェスタ2010
富士スピードウェイ公式サイト
 

20101212_gaien.JPG

RUNNETショップ主催の「ランニングシューズ試履きラン&即売会」で、いくつかシューズを試し履きしてみました。
会場は外苑前近くなので、試し履きして外苑周回(1周は1.2km)を走ってみることができる、というもの。ショップなどでは試し履きはしても歩くぐらいで、実際に走ることはできないのでこういう催しは歓迎です。

参加していたメーカーは、アシックス、アディダス、ミズノ、ニュートン、ブルックス、ルコックの6社。
時間の都合であまり多くのシューズは試せそうになかったので、レースタイプのものや何か特徴のなるものなどをチョイスしてみました。


ニュートン : スタビリティ パフォーマンス レーサー

最初はニュートン。
これの特徴は、ソウルの前側・拇指球裏のあたりが分厚くなっているというところ。かかと着地ではなく、この分厚い部分で着地して走るように設計されているそうで、これが推進力を生むという仕組みらしい。フラット走法にもなるのでしょう。
履いて立ってみると、前側が厚くなっているのでバランスが悪い感じ。リーボックのイージートーンに近い印象です。
走り出すとスグに慣れ、違和感なく走ることができました。1周しか走っていないので長距離でどうなるかはなんとも言えませんが、走った感触は良かったです。
買うほどかどうかは微妙なところですが、スピードを求めるには合わないような気はするので、フルよりも長い距離を走る場合に考慮に入れるといったところでしょうか。メーカーサイトには短距離にも長距離にもいいと書かれてはいますが。

リンク:「スタビリティ パフォーマンス レーサー」商品ページ
リンク:「作用反作用テクノロジー」メカニズムのページ


ブルックス : Unisex Racer ST4

2足目はブルックスのレースタイプのシューズ。ブルックスのシューズ自体、履くのは初めてです。
このシューズの特徴はソウルの前半分のグリップが少ないということ。レースタイプと言えば、軽くてグリップが強烈、足を擦って歩くと躓くぐらいなのが普通かと思っていましたが、こちらのシューズでは擦るように走るのだそうです。
走ってみた感触としては、今一つスピードに乗りにくい感じ。ただ、その分、ロングランでの疲れは少なそうではあります。
レースモデルはいくつかタイプがあるようですが、これが一押しなのかどうか、よく分かりません。

リンク:Competitionモデル 商品ページ(下から2番目)


ブルックス : Men's Brooks GTSA10

ブルックスの特徴を聞いてみたところ、クッション性だということだったので、クッションタイプも試してみました。
ロングセラーの商品のようですが、オーバープロネーション対策の内側のサポートがかなり効いています。私は内側のサポートは不要なので、むしろ邪魔なほどでしたが、合う人にはかなり合うと思います。
ちなみに、ブルックスは靴が小さめな造りで、ワンサイズ上でちょうどいいぐらいでした。

リンク:Supportモデル 商品ページ(下から2番目)


アディダス : adizero Japan

次にadizero Japan、これはイベントなどで何度か履いて走ったことがありますが、私にはピッタリです。
軽くして足へのフィット感もよく、快適に走ることができます。次に買うレーサータイプの有力候補のひとつ。
アディダスではほかにAGEとBoston2を試せるようになっていましたが、3タイプとも新色?のグリーンで見た目はほとんど同じデザインなのが面白かった。しかし、タイプによってデザインを変えた方がいいとは思うのですが。どれを選んで履いているかはランニングの個性のひとつではあると思いますので。

リンク:「adizero Japan」商品ページ


アシックス : スカイセンサー

アシックスはスカイセンサーを試してみました。
私は現在はターサー・アリビオをレースでは使っていて、足にピッタリ合ってコンディションがとてもよく気に入っているのですが、このスカイセンサーはフィット感が今一つ。この前に履いたアディゼロの方が、しっくりきました。同じメーカーでも結構違うもんです。

リンク:「スカイセンサー」商品ページ ←実際に履いたのはスカイセンサーの別の商品でしたが、よく分からないのでとりあえず。


この後、ミズノも試そうかと思いましたが、時間の都合により終了。
今日の収穫はニュートンやブルックスというメジャーブランド以外の商品を試せたということと、同じメーカー製品のレースタイプでも、種類が変われば感触は結構異なることを認識できたこと。
ただ、定番タイプのシューズが多かったので、できれば新技術のものなどをもっと試したくはありました。
 

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